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「小松左京のSFセミナー」小松左京

小松左京のSFセミナー (集英社文庫)
小松 左京
4087505219何年も前に購入して、古い内容なんだろうなぁと思って手が出せずにいた一冊。やっと読んだ。

講座形式でSFについて小松左京が語っている内容。

時代が違いすぎて違和感を感じる部分もあるけれど、興味深い内容だった。SFがどのようにして誕生し発展していたかの歴史や考察、影響を受けた作品、自身の作品についての想いなども書かれていて、久しぶりに小松左京作品を読みたくなった。

SFがブームだった頃は専門誌も複数あったり、才能のある作家さんが出てきたりで、羨ましくドキドキする。かろうじてSFマガジンが残っていてくれるのはありがたい(たまーにしか買わないけど。)

しかし、偉大な作家が亡くなってしまったんだなぁ…と、しんみりしてしてしまった。

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「小松左京マガジン 第41巻」

小松左京マガジン 第41巻
小松 左京
4758411735かなり前に買ったんだけど、あまり興味のない記事が多いので手にする機会がなかった。

引っ越しして本が段ボールに詰まったままで、未読の本だけ出してあったんだけど、読む本がなくなってしまい仕方なく?やっと?読み始めた。


「小松左京が聞く大正・昭和の日本大衆文芸を支えた挿絵画家たち」
小松左京の知識の幅広さ、インタビューの上手さもさすが素晴らしい。良く知らない挿絵画家の事も興味がわいた。いくつか挿絵が掲載されていたけれど、吸い込まれそうな迫力と繊細さ。今描く人はいないんだろうなぁ。


「揚羽蝶の島」 間瀬純子
期待せずに読み始めたら引きこまれてしまった。異形コレクションで受賞した作品。
最初は電車と揚羽蝶が出てきて、少女が彩られ、電車で引きづられるように何処かへ運ばれて…

短編映画にしたい!イメージが物凄く湧いてきて、ちょっと気分悪くなりそうなくらいの怪しい美しさとグロテスクさと。決まった作家やジャンルを読む事が多いので、たまに違った作家の作品を読むと面白い。間瀬さんの他の作品も読んでみたいと思ったけど、単独では出してないみたい…

後半は論文みたいなのとか解説とか難しいで、流し読み。

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「大震災’95」小松 左京

大震災’95 (河出文庫)
小松 左京
430941124X小松左京の阪神・淡路大震災のルポ。これで鬱になったと聞いていたので、どんなことが起きたのか知りたく思っていたのだけれど、入手しにくい状態で文庫になってやっと読むことが出来た。

3.11を体感したので、余計に当時の様子が伝わってきたのだと思うが、知らずに読んでいたら「大変だったんだな~」と人ごとにしか思えなかったかもしれない。実際、阪神・淡路大震災の時は、今思い起こすと他人事にしか感じてなかったと思う。人間って勝手なもんだね。

時間が経てば風化してしまう。そうならないように心に留めておきたい。これを書いた小松左京の事も。

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「小松左京---日本・未来・文学、そしてSF」

小松左京---日本・未来・文学、そしてSF (文藝別冊)
4309977642本屋で見つけて即購入。
追悼対談・座談会や作品リストなど盛り沢山。再録も多いようだけれど、知らないものが多いので自分は楽しめた。

改めて彼の偉大さを再認識。こんなふうに才能やユーモアに溢れた人はもう出てこないんじゃないかと思う。他の作家や著名人の方からのメッセージには彼の人柄や彼がどれだけ愛されていたかが分かる。

また少しずつ読み返したいな。

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「明日泥棒」小松 左京

明日泥棒 (ハルキ文庫)
小松 左京
4894566273「ゴエモンのニッポン日記」は読んだことあったんだけど、これは未読だった。

奇妙ないでたちでオカシな言葉使いのゴエモンが突如現れる。その風貌だけ見ると笑いの要素が強そうな小説に思えるが、その後、すべての音が聞こえなくなる。さらにミサイルや銃などの兵器が使えなくなってしまったり…

内容に時代を感じで古臭く感じる部分もあるが、今読んでも彼が言いたかった事は分かるし、今の時代にこそとも思える。
ゴエモンを登場させることでユーモアでもって柔らかい表現に感じるが、内容は痛烈な社会に対する警告、批判だ。

兵器が使えなくなっても、平和が訪れる訳じゃない。
原始的な戦いになる。争いは収まる事がないのだ。

今の原発もそうだよね。
反原発、原発を即刻止める。では代替の発電は?
初期の計画停電は社会を混乱に陥れた。電気が使えない、制限されると生活に支障が出るのはもちろん、産業にも影響した。


文明の発達とともに失われて行くものも多く、人間の愚かさも昔から変わらない。
どうしたらいいんだろう…

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