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「クロエとエンゾー」辻仁成

クロエとエンゾー (小学館文庫)
辻 仁成
409408746X久しぶりに、これぞ辻仁成!って長編を読んだ。

前半はなんか展開読めそうな感じ?と思ってたのに、あれれと言う間に引き込まれた。構成が面白い。何が物語で何がリアルな現在の話しなのか?ちょっとモヤモヤ。最後の第4部は取って付けたような印象。もっとキリっとした締め方が好きだけど、まぁこう言うのもありかな。口コミ調べたけど、あまり評判は良くない(笑)

パリはさすが住んでいるだけあって、情景が目に浮かぶ。島も気持ちのいい風を感じられそう。こんな風に島で生活出来たらいいな。

ただ、クロエとエンゾーが求めう必然が説得力がないような。何でここまで魅かれあうの?と思ってしまった。クロエは悪い女だ~。男を惑わす女なんだね。

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「オリガミ」辻 仁成

オリガミ (角川文庫)
辻 仁成
4041011817久しぶりに辻さんの小説を読んだ。短いものだったので一日で一気に読んでしまった。恋愛小説は辻さん以外は読まない。今回は自分の今の状況もあって、今までとは違った感覚もあった。

不倫とか自殺を止めなかったとか普通に考えたら不愉快な事ばかりなんだけど、なんかわかる と言う気持ちと、小説だからね、冷めた部分と混在した。人が死ぬのはやっぱりイヤだ。

子どもの頃、千羽鶴を折っていた事を思い出した。色を揃えて綺麗に沢山。何の為に折っていたんだろう??全然覚えてない…

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「ダリア」辻 仁成

ダリア (新潮文庫)
辻 仁成
4101361320辻さん、作家生活20周年なんだそう。早いな~。確かに私が「ピアニッシモ」読んだのは20歳前後だったから(笑)それくらいは経ってるわけだ。

こんなに変わらず彼の作品を読み続けることになるとは、当時は思わなかった。
現役の日本人作家で読んでるのは彼の作品くらい。不思議と魅了される部分があるんだよね。

この作品もエロスとファンタジーとちょっとした恐怖が入り混じっていてページをめくる手が止まらず、一気に読んでしまった。

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「ピアニシモ」辻 仁成

ピアニシモ (集英社文庫)
辻 仁成
4087498115「ピアニシモ・ピアニシモ」を読み終わり、ヒカルとトオルは「ピアニシモ」にも出ていた…というのを知り、内容覚えてなかったので12年ぶりに読み返した。

初めて読んだ時の事はとても良く覚えている。
エコーズはわりと好きだったんだけど、辻さんが作家デビューしたこの作品は同じクラスの友達に借りた。
今はほとんどしなくなったけど、トイレで新聞や本を読むのが好きで(^^ゞ トイレで一気に読んだんだ。
ページをめくる手が止まらなかった。なのに12年後の今は内容全然覚えてなかったっていう…。

読み始めて、断片的にあっ…って覚えてるシーンもあった。乳母車が坂道落ちてくとことか、待ち合わせしてたのに相手が来なかったとか。

「ピアニシモ・ピアニシモ」の感想に
>全体を”灰色”が覆っているかのような、ぼんやりとした陰鬱さが最後まで続いていた。
と書いたが、「ピアニシモ」は灰色どころか半径10mを超えたところは闇に包まれているかのような薄暗さ。
学校でのイジメ、家庭での居場所のなさ、愛されたいのに誰かを求めたいのに、でも受け入れられない孤独。

自分の心が落ち着いている時って、こういう作品は響いてこない、共感しきれない事がある。
でもなんだろう…。自分の暗い過去が重なって思い出され、ぐーんと沈み込んでしまった。
苦しい。

若い頃は沈んだ場所から浮き上がる方法を知らなかった。
なんとなく浮き上がってきた瞬間に海面に顔を出し、すばやく酸素を取り込み、また沈む。



「ピアニシモ」を読み終えレポを書く間の数日間に、人生を見直さなくてはいけないショックな出来事があった。
また沈みそうになる。でも今は自らの手足で水をかき、浮き上がる事が出来る。
だから大丈夫。きっと。

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