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「百億の昼と千億の夜」光瀬 龍

百億の昼と千億の夜
光瀬 龍
4150300062
この小説のタイトルだけは、ずいぶん前から知っていて、ずっと気になっていた。
いつか光瀬 龍を読みたいと思っていたのも、このタイトルからだった。
何冊か光瀬 龍を読み、やっとここにたどり着いたのだけれど、何年もの期待が積り過ぎてしまったのか、正直、ガッカリした。

両親がクリスチャンだったことで、幼い時から聖書に親しんできたこともあり、小説とはいえ宗教をこのように捻じ曲げて書かれることに嫌悪感を抱いてしまう。
壮大で哲学的な要素もあり、そして美しい物語かもしれないけれど、同じように宇宙、時代を超越したスケールの大きなSFだったら、小松左京の方が断然いい。

古本屋で光瀬 龍の文庫本を数冊まとめ買いしたんだけど、もう読まないかも。他の作品を読んだ時にも思ったんだけど、光瀬 龍はもっと若い時、学生の頃にでも読んだらまた違っていたかもしれない。読むのが遅すぎた。

萩尾 望都が漫画家したこの作品は、ちょっと目を通してみたい気もする。

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「東キャナル文書」光瀬龍

東キャナル文書
光瀬 龍
415030081X名前だけは知っていて、いつか読んでみたいと思いながらも流通していないため、なかなか手に入れる事が出来なかったが、先日、駅前で開催されていた古本市で偶然発見した。
読みはじめて思ったのが、言葉が美しい。バラードを彷彿させるような美しくも冷淡で一歩引いたような描写。火星の砂のシーンがあるから、バラードを感じたのかもしれないけど。

火星の東キャナル市を舞台にした物語が連なっている。
火星人の表現はともかく・・・さほど古臭さも感じず、ちょっと難しい部分もあったけど、謎解きの要素や入り組んだプロットも楽しめた。

また1人、収集したくなる作家が増えた。

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