「スプーク・カントリー」ウィリアム・ギブスン

スプーク・カントリー (海外SFノヴェルズ)
齋藤 浩 岩郷重力(デザイン) 浅倉久志
4152089881待ちに待った・・・というよりも、待つ事すら忘れてしまう程の年月が経っての新刊。期待しないわけがない。

基本的に文庫本しか買わない。文庫になるまで待つ。
通勤中に読むことがほとんどだから、カバンが重くなるのがイヤなの。
が、これは待ってられないでしょ!

発売して直ぐに買って、ようやく読み終えた。


-----カルト的な人気のあったロックバンド「カーヒュー」のヴォーカリストだったホリス・ヘンリーは、バンド解散後、フリーのジャーナリストになっていた。
そんなホリスに、ビゲンドが創刊する新雑誌に取材記事を書いてほしいという依頼がきた。
その取材とは「臨場感アート」と呼ばれるヴァーチャルなモニュメントについて。
取材を始めてから得体の知れない事件に巻き込まれていく・・・


カットバックが繰り返され、次第に絡まりあって最後に・・・っていう、手法大好き!
「臨場感アート」は、ギブスンらしいガジェット。
グーグルやiPodは今の時代にマッチしていて馴染みがあって分かりやすいアイテム。

初期の作品の頃は、先へ先への想像力に自分の脳みそが追いつかず、数年して再読する頃に、時代がギブソンに追いついてやっと理解出来るようになった。
今回は非常に読みやすい。そして、”クール”だ。
読み終わるのが惜しくて、いつまでもこの世界に留まっていたい気分は、久しぶり。

分かりやすいぶん、ラストが少々物足りない感じもしたな。
あっさりし過ぎているというか。
でも、新たなるギブソンワールドもやっぱり好き。


読んでいる時に頭に浮かんだイメージが、実写じゃなくて、アニメというか漫画だった。
大好きなひろき真冬さんに描いてもらったら最高だな~。
これも3部作になるのかしら。

テーマ : 読んだ本。
ジャンル : 本・雑誌

「ディファレンス・エンジン」ウィリアム・ギブスン、ブルース・スターリング

ディファレンス・エンジン
ウィリアム・ギブスン ブルース・スターリング
4047911917正直、ウィリアム・ギブスンの名前だけで購入したので、"SF"を期待しており、読み始めた頃はガッカリと言うか、訳が分からず戸惑った。

19世紀のロンドンが舞台。
歴史にも疎い為、どこまでが実在する人物で歴史であるのかも判別出来ず。その時代のイメージもうまく出来ない。
蒸気機関計算機??蒸気映像(キノトロープ)?? どんな代物なんだろうか???

しかし、非常に読みにくく感じたのは最初だけ。
章ごとに物語が独立しているのかと思いきや、登場人物がリンクしてきて、後半ではバラバラだった破片が少しつづ繋がってゆく。
スリリングで、謎解きの要素もあり、「あ、ギブスンだ。」と最後に納得。日本贔屓の彼らしく、日本人も登場する。

でも難解である事には変わりなく、また読み直してみたい。当時の歴史を勉強したら、さらに楽しめるのかも知れない。

テーマ : 感想
ジャンル : 本・雑誌

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