Entry.
2008/04/08 / 14:26
今年に入って、クラークが亡くなったり、J・G・バラードが癌だなんて暗いニュースばかりだったが、素晴らしいニュースが!
新潮社が来春から、トマス・ピンチョンの全小説の刊行も始めると!!
http://www.shinchosha.co.jp/kangaeruhito/high/high93.html
トマス・ピンチョンは「ヴァインランド」と「V.」しか読んだことがないけれど、最初に読みたいと思った「重力の虹」は高値で取引されているので、手に入れることが出来ず・・・。
でも、いつか手に入れて読みたいと思っていたので、他の作品も含めて刊行されるのは本当に嬉しい!!
楽しみだなぁ〜♪
2006/12/06 / 00:00
V. 1 新装版 (1)
トマス・ピンチョン 三宅 卓雄
V. 2 新装版 (2)
トマス・ピンチョン 三宅 卓雄 ![]()
トマス・ピンチョンの事を知ったのはかれこれ、10年以上も前の事。
当時好きだったバンドのアーティストが、「重力の虹」を読んだと雑誌のインタビューだったか・・・で話していたのを読んでから。
田舎の本屋にピンチョンが置いてあるわけもなく、あったとしても、高価な本を買う経済力もなく、数年後、大きな本屋さんで「ヴァインランド」を見つけて購入。
しかし、読みきったものの全く内容を理解する事が出来ず。「ピンチョンは私には読めないなぁ・・・。」と思いつつも「重力の虹」か「V.」はいつか読みたいと思っていた。
ネットの古本屋さんで、安値で「V.」を購入するも、文庫派の私にはハードカバーの本を読む機会がなかなか訪れず、仕事を辞めて時間が出来るようになり、ようやく読む事が出来た。
どんな物語か・・・と聞かれても、うまく説明する事が出来ないし、これから読む人もいるかもしれないので、簡単に言うと「V.」と言うキーワードがあり、それを追う物語・・・と言ったところかな。
最初は登場人物の多さと、断片的なストーリーの進み具合に戸惑った。
読み進めていくにつれ、読み方が少し分かるようになり、登場人物の関係図をメモして(こんな事するの小学生以来じゃないかな・・・)読む事で、V.を探すと言う謎解きと、主要な登場人物のストーリーを追う事が楽しくなった。
後半に入り、V.の事が少しづつ明らかになり、頭の中にある様々なピースがエピローグで繋ぎ合わさり、全体像が初めて見えた時、震える程感動した。
全てを理解できた訳ではないし、ちょっと解っただけだと思うけれど、それでも読み終えた時に放心状態になってしまった程だ。あとがきの「Vノート」でさらに理解を深めると、最初から読み返したくなったが、ちょっと時間をおいてからにしよう。
これがピンチョンが26歳の時のデビュー作と言うから驚きだ。「重力の虹」も絶対読みたい!!