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「仇敵」池井戸 潤

仇敵 (実業之日本社文庫)
池井戸 潤
4408552844「果つる底なき」に続いて2冊目の池井戸 潤。銀行を舞台にした連作短編。キャラクターも面白いし、ストーリーも分かりやすい。サクサク読めてしまう。

でも事件が良く起きるよね~って感じだし、深みを感じないし、一度読んだら再読はしない。
人に借りれば読むけど、自分で買って読むものではない。
エンターテイメントミステリーだね。

いい意味で、気楽に読める1冊。

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「約束の海」山崎豊子

山崎豊子さんの名前は知っていたけど、特に興味を持つこともなかった。借りる機会があってあらすじを見たら、潜水艦、自衛隊など興味深そうなワードが並んでいたため読み始めた。

海上自衛隊の潜水艦と釣り船が衝突し、多くの犠牲者が出る。マスコミの報道が過熱したり、自衛隊批判など…当然、あの事故を思い出した。同じように自衛隊の艦の操作ミスや我が物顔で海をゆくことへの批判など凄かった。次第に当日の様子が判明されるにつれて釣り船も…みたいな流れになっていったっけ。

その時は海上自衛隊の役割について(日本の海域を守っている)気にも留めなかった。私は自衛隊は必要だと思っているが実際に何をしてるのか良く知らないことが多い。深く考えさせられた。

主人公の父親が真珠湾攻撃の時に捕虜になり、太平洋戦争の「捕虜第1号」…というのも、実話を元にしているとのこと。興味が沸く。

未完の遺作と知らず読んでいたので、1部で終わってしまい続きが読めないのが非常に残念。巻末に今後のプロットなどが載せられていたが、完成した作品を読みたかったなぁ。

しかし、これで山崎豊子さんに興味が沸き、他の作品も読んでみたいと思った。

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「果つる底なき」池井戸 潤

果つる底なき (講談社文庫)
池井戸 潤
4062731797ベストセラーとか日本のミステリーって興味がないんだけど(海外ミステリーは好き)、知人に貸してもらったので読んでみた。

銀行の専門用語とか難しい単語はあったけど、読みやすいので一気に読んでしまった。犯人捜しとか先が気になるのはぐんぐん読めてしまう。

でも人が死に過ぎ…。
土曜ワイド劇場みたいな男と女、お金、ちょっとホロリみたいな薄っぺらい感じがした。
人に借りて読むには面白いけど、自分で購入はしないかな~

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「第七官界彷徨」尾崎 翠

第七官界彷徨 (河出文庫)
尾崎 翠
4309409717タイトルやレビューを読んで面白そうに思ったので購入したが、好みの内容ではなかった…。

昭和初期の古き良き時代かな。主人公の女の子と兄弟従兄弟の男ら3人との暮らし。男どもがイライラするんだよなぁ~。マイペース過ぎるし少々気がふれているようにも見える。一歩違うとコメディーだ。

こやしの臭い、二十日大根、壊れたピアノの音色、蜜柑、ボヘミアンネクタイなどの小物やキーワードは面白いと思った。

でも退屈でページも進まないし、良さが理解出来なかった。残念。

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「草の花」福永 武彦

草の花 (新潮文庫)
福永 武彦
410111501X本好きのお友達に借りた一冊。
美しい物語と言っていたが、私としては暗くて全体的に灰色がかった陰鬱な小説と感じた。でも全体の構成とかテーマは興味深かった。

昭和20~30年くらいの設定?サナトリウムって死を待つ人たちの薄暗い場所って感じ。今もあるのかな。当時にしてはかなり衝撃的?な同性愛。藤木に惚れる汐見は本人はそうじゃない、友情だ!ってことなんだろうけど、想いが伝わらない苦悩とか周りの友人たちの距離感とか少し切ない。

うちは両親がクリスチャンなので、宗教と恋愛も興味深く、千枝子の気持ちも分からなくもない。

若い頃に読んでいたら、もっと違った感じ方をしたかもしれない。
自分では絶対チョイスしないので、勧めてもらって読むのも世界が広がって楽しい。

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