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「動く人工島」ジュール・ヴェルヌ

動く人工島 (創元SF文庫)
ジュール・ヴェルヌ 三輪 秀彦
4488517056タイトルの通り、人工で作られた島が様々なハプニングを乗り越えながら航海する物語。
これが書かれた当時の事を思うと、凄いアイディアだと思う。読んだ人たちがどれだけ興奮したことだろう。

途中、島の様子を絶賛するばかりで退屈な部分もあったけれど、島の中での抗争や外部からの侵入など事件もありなかなか楽しめた。

差別用語や見下した描写などもあるけれど、それは仕方ない。

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「月世界へ行く」ジュール・ヴェルヌ

月世界へ行く (新装版) (創元SF文庫)
江口 清
4488606075186X年、フロリダ州に造られた巨大な大砲から、アメリカ人とフランス人の乗員3人を乗せた砲弾が打ち上げられた。ここに人類初の月旅行が開始されたのである。だがその行く手には、様々な障害があり・・・。


前から気になってて読んでみたいと思っていたヴェルヌを、古本屋で見つけて、やっと読んだんだ。

正直ガッカリ。退屈過ぎて、半分ほどなんとか読んだんだけど、後半部分をパラパラ見ても、同じような調子で続いているので、我慢しきれず断念した。小説読んでて、挫折する事なんてほとんど記憶にないくらいなのに。(今思い出せるのは、父に勧められて読んだはいいが、途中で挫折した「大江健三郎」)。

ただ、これが書かれたのが1869年、アーム・ストロングが月に一歩を踏み出したのが1969年だから、それを考えるとこの空想力は当時の読者にしてみたらセンセーショナルだったのかもしれない。残念ながら今読むと、突っ込みどころが満載で、数値の事や科学の事は詳しく分からないけど、それでも「ありえないだろう!!」って設定が多く、アメリカのコメディーでも見ているかのようなドタバタのやりとりなどに辟易してしまう。

このドタバタを”楽しむ”ことが出来れば、また違うんだろうなぁ。
先日読んだ、光瀬 龍の「百億の昼と千億の夜」と同様に、若い頃に読んでいたら、また受け止め方が違うかも知れないと思うと、若い頃に多くの作品に触れることは大切なんだと痛感する。

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