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お気に入りの本の紹介


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2007/06/20 / 00:00

密会
以前読んだ「燃えつきた地図」みたいに、行方不明になった妻を捜すんだけど、現実とは思えないようなありえない生き物(馬人間)とか溶骨症って骨が溶けちゃう子とか出きたり、病院なのに病院内で盗聴したりしてるし、ありえないハチャメチャさ。

でもこの日常の中の非日常感がたまらない。
カフカの理不尽さとはまた違った滑稽さがある。

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2007/06/18 / 00:00

カンガルー・ノート
他人の夢の中に入り込んだような、覗きこんできるような、夢のような物語。
タイトルのカンガルーノートも意味がないようで、あるような。
脛からかいわれ大根が生えてくるって気持ちの悪い病気?の治療の為に病院を訪れたものの、ベットが自動操縦で動き出して地獄らしき場所へ向かう…。

安部公房と言えば「砂の女」や「箱男」が良く知られていると思うけど、それよりもワクワクするバカバカしさやユーモアにあふれていて、別世界へトリップ出来る本著のような作品が好きだ。
これは今まで読んだ安部公房の作品の中で1番のお気に入りになった。

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2007/03/12 / 00:00

箱男
安部 公房
4101121168

なんともスッキリしない。手放しで面白かった!と思えるような作品でもないし、苦味を感じるような読後感。でも、イヤじゃないんだこの感じ。何日も引きずる思考。

箱男、偽箱男、軍医殿・・・誰が誰?、入れ替わってるのかも分からず、でもどうでもよくて、混乱してる頭でなんとか読み終えた。
自分の姿を見られずに、相手を覗き見する。一歩間違えば犯罪にもなりかねないが、誰もが奥底にひっそり隠している願望なのではないだろうか。私も否定しない。
ダンボールをすっぽり被った箱男。街にいても浮浪者以上に目に入らないのは本当かもしれない。

うーん。感想書きようがないな。言葉が出て来ない。
またしばらくして読み返したら、違う感じ方をするかもしれない。

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2006/12/07 / 14:51

燃えつきた地図
安部 公房
4101121141失踪した夫の調査を依頼された主人公の探偵が、調査を進めていくも手がかりも少なく、少ない手がかりも次々を消えてゆく。
一見、推理小説のようで、大きな謎でも隠れているのかと思いきや、そうでもなかったり、証人が死んでしまったり。次第に、自分自身が何者なのか、何をしているのか見失ってゆく・・・。


不条理で出口のない迷路をグルグルと廻っているかのような、そう、まさに地図が燃えつきて迷子になってしまったかのような世界。
外との繋がりが曖昧になって、”自分”の存在が溶けだす感覚。

何冊か安部公房の作品を読んできたが、寒さを感じる孤独感のあるこの作品、結構好き。
でも、スッキリと整理されたものを求める人にはお勧めできないかも。

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2006/02/27 / 10:33

他人の顔
安部 公房
410112101X
この作品を安部公房の傑作のひと作品にあげる人が多いようだが、なんとも私は妙に現実的に捕らえてしまって、冷めた感覚で読み進めてしまったため、今まで読んだ安部公房の作品の中では、いまいち・・・であった。

実験中の爆破により、顔一面に蛭のようなケロイドが出来てしまった男は、自分の顔を失い、普段は包帯を顔に巻いて生活を送っている。顔を包帯で覆っている事で、妻や職場の同僚たちとの距離が広がり、街に出ても奇異の目で見られる。
そんな彼が、仮面を作り、自分の顔を自分を取り戻そうとする様が、彼が書きづつったノートを通して語られる物語だ。

人の良し悪しは見た目(顔)じゃないよ、中身(心)だよ・・・ なんて言うが、実際、我々は第一印象や顔で判断する事が少なくない。醜い顔でも、包帯を巻いた顔でもいようものならば、好奇の目に晒され、陰口を叩かれるのが常だ。
自分の顔を取り戻したいと思う気持ちは良く分かる。

ただ、内容はともかく、自分で作った仮面を接着剤で貼り付けて、街を歩いたり、銭湯に行ったり、あげく、他人のふりをして妻を誘惑する。不自然過ぎるし、妻にバレナイわけないだろう・・・なんて思い始めたら、作品との距離が広がり過ぎてしまって、まともに読めなくなってしまった・・・。
他の安部公房の作品はそんな事ないし、読んだ物はどれも好きなんだけど・・・。

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2006/01/07 / 14:07

石の眼
安部 公房
4101121109

今まで数冊、彼の作品を読んできたが、これは随分異質だ。
抽象的ではなく、現実的で一見推理小説を読んでいるかのような作品。

山奥のダム建設現場で繰り広げられる、人間模様や被害妄想。
手抜き工事を隠すための画策や、不自然な事故?による犯人探し、現場で働く囚人を始末する為にやってきた殺し屋・・・
いろいろな要因が入り乱れて、推理小説風なんだけど、誰が犯人?とか誰が殺した??って謎解きじゃなくて、何がどうなっているのか、が分からなくなってくる(苦)

今、耐震強度偽装問題が話題になっているが、
何時の時代も、何処の社会も同じような事が行われ、繰り返されているのだと感じる。
この小説が書かれたのは昭和30年代だもの。

異質と感じたこの小説。
でもやっぱり安部公房だと、思うのは、
山あいの寂しさや、工事現場の埃っぽさ、男ばかりの男臭さ、湿った空気の淀みなどが漂っていて、ジットリと重たい・・・このイヤな感じ。
小説から滲み出てくる この湿度感、空気の重さは安部公房ならではだ、と思う。

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2005/09/24 / 02:46

第四間氷期
安部 公房
4101121052

せっかく書いたのに消えてしまう事2回・・・。さすがに3回も同じ事を書く気力がないので、画像だけ・・・。

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