「伝奇集」J.L. ボルヘス

伝奇集 (岩波文庫)
J.L. ボルヘス 鼓 直
4003279212山尾悠子氏の短編「遠近法」を読んだ時、ボルヘスの「バベルの図書館」に影響を受けたとあり、ボルヘスに興味が沸いた。

ところが…通勤中に読んでいたんだけど 読み始めて頭に入ってこないので寝てしまい、また読み直し、また寝る…の繰り返しで進まず。読書していて投げ出したいと思うことはほとんどないんだけど、お手上げ。
1冊別の本を読んで休んでから再開。

難解というか読んでいても面白みどころか、何を言わんとしているのかつかめずイメージも沸かず。レビューは割と好評価なんだけど、みんな理解してるのかな?翻訳のせい?

意味がつかめた作品もあって、後半はスムーズに読み進めたけど何が凄いのか、面白いのかが理解出来ず…他の作品を読んだらまた違うのかな?

こんな読書経験はあまりない。

テーマ : 読んだ本。
ジャンル : 本・雑誌

「キャッチ=22」ジョーゼフ・ヘラー

キャッチ=22〈上・下〉 (1977年) (ハヤカワ文庫―NV)
ジョーゼフ・ヘラー 飛田 茂雄
B000J8U3RS読み終わるのに3か月もかかってしまった。
上巻の1/3ほどで読むのを諦めてそうになる読み難さは苦行のようだった。途中で読むのを諦めたくないという意地と、レビューを見ると高評価なのでなんとか読み進める。読みにくいのは時間軸が入れ替わっているためだと知るが、知ったところで読みやすくなる訳でもなく。

ヨッサリアンや他の人物たちのキャラが分かるようになり、上巻の後半になってようやく面白みが出てきた。

ヨッサリアンだけでなく、みんな狂ってる。メイジャーが部屋にいる時は誰も入ってはいけなくて、不在時は部屋に入っても良いという。永遠に彼に会えない。 マイローの食糧調達の話しも面白い。分列行進とか飛行回数とか戦争中には仕方がないことも滑稽に見えてしまう。

下巻に入ったら上巻の苦痛が嘘のように面白さが増してきた。
だんだんとシリアスな内容になってきて、どんどん人が死んでいく。スノードンが死んでいくところ、ヨッサリアンの「よしよし」には胸が苦しく悲しくなった。「よしよし」引きずりそうだ…

戦争って不条理なもの。兵士たちは使い捨て。上官は兵士を使って功績をあげ勲章や階級をあげたい。クソみたいな上官ばかり。

ラストにまさかの感動をしてしまった。狂ってると思っていたヨッサリアンは正気で優しく勇気のある人物だった。

人に勧めづらいが、でも本読みが好きな人には勧めたくなる作品。
こんなに素晴らしい作品を残したジョーゼフ・ヘラーは、いくつも作品を残していない。非常に残念だ。

テーマ : 読んだ本。
ジャンル : 本・雑誌

「帰ってきたヒトラー」文庫

ずーーっと読みたくて、でも上下巻の単行本は高いし重いし…
本屋に立ち寄った時に文庫になってるのを発見!
上下巻、即買い!

早く読みたいなー。

「ブラック・ダリア」ジェイムズ エルロイ

ブラック・ダリア (文春文庫)
ジェイムズ エルロイ James Ellroy
4167254042本好きのお友達にいただいた一冊。
あまりミステリーは読まないし、グロいシーンがあるのはちょっと嫌だな~と思ってたけど全然大丈夫だった。厚みのある作品だったけど長さも感じず。完成度の高さと怒涛の畳みかけに唸らされた。

ネタばれあり。

前半はバッキーとリーの元ボクサーコンビの活躍ややり取りが痛快で、2人で犯人逮捕に向けていくのかと思ってた。
2人のキャラが魅力的で素晴らしい。若くてカッコイイ訳ではなく、過去に傷があったり女にだらしなかったり、人間味に溢れているところに魅力を感じた。

あと最初は、登場人物が多くて戻って確認したりしちゃって、なかなか読み進める事が出来なかったのがもどかしかった。でも慣れてきたら面白さにページをめくる手が止まらなるほど。

まさかまさか、リーが死んでいたことが分かった時は衝撃。主役クラスの人物をあのように無残に殺してしまうなんて…

そしてラストに向けてのこれでもか!これでもか!な展開に圧倒。
伏線や物語にちりばめられていた設定が1本に束ねられていく技は凄いとしか言いようがない。

意外な人物が犯罪に関わっていた事にもビックリしたし、その理由付けも丁寧に語られているので読後もスッキリ。

いやぁ。ただのミステリーかと思いきや、いい意味で裏切られた


未体験の面白い作品ってたくさんあるな!と。
偏ったジャンルばかり読んでるので、人に薦められて面白い作品に出会うと嬉しい。

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ジャンル : 本・雑誌

「大穴」ディック・フランシス

大穴 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 12-2))
ディック・フランシス 菊池 光
4150707022本好きのお友達から戴いた一冊。こんな機会でもなければ一生読むことはなかっただろう。

ディック・フランシスの名前はもちろん知っているし、売れている競馬ミステリー作家で去年亡くなったのも知っていた。でも、競馬の事は以前付き合っていた人が競馬好きだったので多少は分かるけれども、競馬に絡んだ小難しいトリックとかは分からないしな~なんて思っていた。

ところが、舞台が競馬場だったり関係者だったりするだけで、全然競馬の知識なんて必要ない。ミステリーとしても犯人探しというよりもストーリーの面白さやキャラクターの魅力にひきこまれてしまった。

また機会があったら他の作品も読んでみたい。

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