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「終着の浜辺」J・G・バラード

終着の浜辺
J・G バラード J.G. Ballard 伊藤 哲
4488629113創元社の復刊フェアで見つけた「時間の墓標」を改題したバラードの短編集。60年代に書かれた9編。

初めてバラードを読んだ時には「これSF??」と戸惑ったが、一度足を踏み入れると逃れる事が出来ない。
何処とも言えぬ場所、そして時間感覚、冷たい風が吹き抜けていくような荒廃したイメージ。
バラードの昔の作品を読むのは久しぶり。内宇宙にどっぷり浸れる作品ばかりだ。

感想を書きたいのだけれど、ボキャブラリー不足な私には表現するに相応しい言葉が出てこない。
バラード好きならば、是非手にとってもらいたい。

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「PLUTO 3」浦沢 直樹

PLUTO 3―鉄腕アトム「地上最大のロボット」より (3)
浦沢 直樹 手塚 治虫
4091802370好きな漫画はたくさんあるし、お勧めしたい漫画もたくさんあるけれど、こんなに大切にしたい、素晴らしいと思える漫画は初めてかもしれない。

手塚治虫も浦沢直樹も好きな漫画家。
さらに私はSF好きなので、「SF」と呼ばれるものが、映画化したり漫画で描かれる時は、自分の中にある世界観とかみ合わない事が多く、ガッカリする事が少なくない。

先日読んだ、瀬名さんの「ハル」が私の中にあるSFの世界観や感覚に非常に近く、気持ちが溢れだし胸がいっぱいになった。「ハル」にもアトムが登場するが、私は、手塚治虫の描く、人間とロボットの共存する世界が大好きだ。
浦沢直樹の「PLUTO」も、手塚治虫が原点であるからだろうか。同じ感覚を感じる。いやそれ以上か。人間とロボットの暮らす日常が、とても自然だ。
また、アトムやウラン、そのほかのロボット達も、手塚治虫の描いたものと随分違って、人間と変わらぬ外観であるにもかかわらず、違和感がない。
私が望む、夢見る未来が描かれているのだ。興奮しない訳がない。


3巻では、プルートゥの姿か少し明らかになるが、謎はまだまだ多い。
3巻を読み終えてから、手塚治虫の原作との相違点が気になり、「地上最大のロボット」を読み返した。さらに、「PLUTO」を1巻から3巻まで読んだ。
原作との比較を楽しんだり、ちりばめられた謎を考察するのも面白いが、先が気になる(苦)
終わるまでに何年かかるんだろう・・・。待ちくたびれそうだ・・・。

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