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「リンダリンダラバーソール」大槻ケンヂ

リンダリンダラバーソール (新潮文庫)
大槻 ケンヂ
4101429278「筋肉少女帯」がメジャーデビューし、ブームの波に押し流されながらも、もがきながら生きてきた大槻 ケンヂが、当時を振り返り熱く語るエッセイ。

バンドブームの只中にいた彼と、それを見ていたファンである自分と、立場は違えど同じ時代にあの熱を通過した者としてたまらない一冊。
当時、中高生だったけど、多感な時期に多くの音楽に触れ、一時は自分でもギターを練習して、バンドを組んでいた事もある。

とにかく無茶もしたし恥ずかしい思い出もあるけど、楽しい時期だった。

懐かしいバンドやアーティストの名前が出てくる度に、埋もれていた記憶が蘇ってきたり「そんな事があったんだ!」と言う裏話的なものも読めて、一気に読んでしまった。

ここ数年、当時活躍し、解散したバンドが復活する、したニュースをいくつも耳にしている。
私が好きだったバンド、アーティストの復活もあり、個人的にも喜んでいる。
でも、あのブーム再来は求めていないが、いい音楽がきちんと評価され、アーティストも自分達のやりたい事がきちんと出来る環境で活動が出来て、多くの人に音楽が届けばいいな と思う。

当時を知る人も知らない人にも、読んでもらいたい一冊です。

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「東キャナル文書」光瀬龍

東キャナル文書
光瀬 龍
415030081X名前だけは知っていて、いつか読んでみたいと思いながらも流通していないため、なかなか手に入れる事が出来なかったが、先日、駅前で開催されていた古本市で偶然発見した。
読みはじめて思ったのが、言葉が美しい。バラードを彷彿させるような美しくも冷淡で一歩引いたような描写。火星の砂のシーンがあるから、バラードを感じたのかもしれないけど。

火星の東キャナル市を舞台にした物語が連なっている。
火星人の表現はともかく・・・さほど古臭さも感じず、ちょっと難しい部分もあったけど、謎解きの要素や入り組んだプロットも楽しめた。

また1人、収集したくなる作家が増えた。

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