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「最後から二番目の真実」フィリップ・K・ディック

最後から二番目の真実 (創元SF文庫)
Pilip K. Dick 佐藤 龍雄
448869618Xサンリオ版とは別に創元SFから新訳で再版されたので、改めて読んでみた。前回読んだのが2000年だから7年ぶりか。

核戦争を逃れて地下に移り住み、戦闘用ロボットの生産に追われる人々。しかし、戦争は10年以上前に終わっており、少数のエリートのみが地上に住んで、地下に住む人々向けに放送する映像を偽造していた…。

近頃、企業や政治の偽造とか、不正が多い世の中で、何を信用したらいいいのか、正しい情報を探すほうが難しいんじゃないかって感じになってるけど、これってディックの世界みたいだな。真実は自分で探して掴まなくちゃいけない。今生きている世界は地上だけど、地下に閉じ込められている(情報が遮断されている)のと一緒だもの。

やっぱりディックは1番好きな作家。これは揺るぎない。

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「密会」安部公房

密会
以前読んだ「燃えつきた地図」みたいに、行方不明になった妻を捜すんだけど、現実とは思えないようなありえない生き物(馬人間)とか溶骨症って骨が溶けちゃう子とか出きたり、病院なのに病院内で盗聴したりしてるし、ありえないハチャメチャさ。

でもこの日常の中の非日常感がたまらない。
カフカの理不尽さとはまた違った滑稽さがある。

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「野良犬 キックボクサー小林聡の軌跡」

野良犬 キックボクサー小林聡の軌跡
小林 聡
47577354212006/11/12。ジャルンチャイと対戦する小林選手の試合を見に、何年ぶりかで全日本キックを見に行ったら、突然の引退宣言。
今年の3/9に引退興行として、最後の試合を同じジムの前田選手と行った。で、小林選手が出場しなくなった4/16の全日本キックの興行でこの本の販売&サイン会があった。サインはもらったものの、怖くて全然声をかける事が出来ず…。
最初は自伝の販売かと思ったんだけど、インタビュー形式で振り返っていくような内容。先日読んだ鈴木みのるの「風になれ」みたいな感じ。彼とともに、自分自身の当時も思い返しながら読んだ。いろいろな選手の名前が出てきたり、試合を振り返ったり興味深い内容が盛り沢山。

GMとして就任したけど、これからの人生も彼らしく頑張って欲しい。  

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「カンガルー・ノート」安部公房

カンガルー・ノート
他人の夢の中に入り込んだような、覗きこんできるような、夢のような物語。
タイトルのカンガルーノートも意味がないようで、あるような。
脛からかいわれ大根が生えてくるって気持ちの悪い病気?の治療の為に病院を訪れたものの、ベットが自動操縦で動き出して地獄らしき場所へ向かう…。

安部公房と言えば「砂の女」や「箱男」が良く知られていると思うけど、それよりもワクワクするバカバカしさやユーモアにあふれていて、別世界へトリップ出来る本著のような作品が好きだ。
これは今まで読んだ安部公房の作品の中で1番のお気に入りになった。

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「神菜、頭をよくしてあげよう」大槻 ケンヂ

神菜、頭をよくしてあげよう (角川文庫)
大槻 ケンヂ
404184715X大槻 ケンヂにしてはさほどハードではないエッセイ。難しい事考えずに読めるからいい。ストレスやイライラから解放されてユルユルとした気持ちになれる。
彼みたいな知識も音楽の才能もないけど、若い頃の自分は他人とは違う!!と力んで、いろいろな情報を収集したり、1人で体験して楽しんでいたはずだ。もっと自分を楽しみたいなと感じた。

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