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「TAP (奇想コレクション) 」グレッグ・イーガン

TAP (奇想コレクション) 4309622038
10編の作品を収めた短編集。
イーガンの短編は長編の難解さを比較すると、非常に読みやすく温もりを感じる(その温もりの中にヒンヤリとした視点を感じる)。

この短編集ももちろん非常に読みやすい。
しかし、初期の作品やホラーや探偵モノといった今までのイーガンとは違った一面が見れることで、異質さを感じる。そして、少々物足りなさも。

お気に入りの作品は「銀炎」と「TAP」。
どちらも推理小説な展開にワクワクさせられたのと、映像が目に浮かんで映像化されたら面白そうだなと思った。

うーん。新作が待ち遠しい。

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「ざまぁみろ! 」立嶋 篤史

ざまぁみろ! (幻冬舎アウトロー文庫)
立嶋 篤史
4344412397この人に出会ってなかったら、キックボクシングを見ることはなかっただろうし、自分で今、ジムに通う事もなかったと思う。

以前発売された彼の自伝「ざまぁみろ!」、「死にぞこない」はもちろん読んでいる。
今回は文庫化されたと知ってはいたものの、文庫化されただけなら別に持ってるし。と思っていたら、その後の事も書き加えられ、大幅に加筆修正されていると知って、購入。

実家に帰省した際の行き帰りの電車で一気に読んだ。
彼が事故にあって試合をしなくなった頃、自身の仕事も忙しくなり、観戦からも彼への興味も薄れていった。事故後のブログも愚痴や八つ当たり的な言動が多く、幻滅もした。

泥棒を捕まえたニュースを知人から聞き、また関心を持つようになりブログも見るようになった。仕事をしながら息子を育て、自分のジムを持って人に教える。以前の彼なら考えられなかった事だ。

ドロドロした人間模様やいじめは、どこにいてもある。
それに打ち勝つ事で人は強くなれると思うし、私自身の経験からもそう実感している。
ただ、こんなにタフな人間は身近にいない。だから、彼の発言にも説得力を感じる。
やっぱり凄い。血管が熱くたぎるような一冊だ。

「ずっと応援してます。」そう言いながら、途中で背を向けてしまった自分を呪う。
「でもやっぱり、また応援してます。」本人に会う機会が訪れた時に言いたい。

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「三崎日和―いしいしんじのごはん日記〈2〉」いしいしんじ

三崎日和―いしいしんじのごはん日記〈2〉
いしい しんじ
4101069271淡々と日々の生活や食事を書き留めているだけなのに、私の日記とは大違い(笑)

三崎のお魚は妄想してしまうくらい美味しそうだし、ご近所付き合いもちゃんとされているし、お仕事ではるばる東京まで出て来られるのも苦ではないように思える。

ムカつく事があっても、いしいさんが書くと全然怒っているように見えないし、毎日せっせと食事をこしらえているのも、私も一応主婦だけど…感心する。

羨ましい暮らしだけれど、真似出来ないなぁ~。
人とは違う感性を持っているから、あのような小説が書けるのだろうな。

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