「バスジャック」三崎亜紀

バスジャック (集英社文庫)
4087463680普段は通勤中に本を読む事が多いんだけど、お出かけしてカフェで本を読むのも好き。

先日買い物に行った時、持ってきた本が読み終わりそうだったので、本屋へ立ち寄った。
前から三崎亜紀の「となり町戦争」を読んでみたかったんだけど、「バスジャック」ともう一冊しか置いてなかったので、こちらを購入。



最初の「二階扉」で、おぉ!面白いじゃん、と思ったが、そのあとがイマイチ・・・かと思いきや、「動物園」と「送りの夏」は話しに入り込めて楽しめた。ショートショートや、ブラックユーモアな話しよりも、ある程度長さがあるストーリーの方が味がある。短いと内容が薄っぺら過ぎて深みが感じられない。あと話し言葉が軽くて鬱陶しい。

長編も読んでみたいけれど、夢中になれる作家にはならないかな。

テーマ : 読んだ本。
ジャンル : 本・雑誌

「岳物語」「岳物語 (続)」 椎名誠



岳物語 (集英社文庫)
408749490X
岳物語 (続) (集英社文庫)
4087495078

椎名さんの息子、岳の成長を描いた私小説。

面白くて一気に2冊読んでしまった。
印象に残っているエピソードは、バリカン。
うちの弟2人も小学校を卒業するまで丸坊主、父親にバリカンで頭を刈られていた。
中学の時はどうだったろう??床屋に行ってたのかな。

3人兄弟のうちはみんな大人しい子で、激しい反抗期もあまり記憶がない。
私に限って言えば、親に言えなくて、胸のうちに溜め込んでいる事が多かった気がする。
親から見てはどうだったんだろうな。
シーナさんが岳くんとの接し方で悩んでいる姿を見て、うちの親も同じように悩んだのかな~なんて思ったり。

まぁしかし、自分の事を事細かに書かれてしまうのは本人にしてみたらいいもんじゃないだろう。
でも、大人になってからこういう形で自分の記録が残ってるのは嬉しいよね。

テーマ : 読んだ本。
ジャンル : 本・雑誌

「ヴォネガット、大いに語る」カート・ヴォネガット

ヴォネガット、大いに語る (ハヤカワ文庫SF)
和田 誠
415011689Xヴォネガットのインタビューや講演録、エッセーを収録した一冊。
しかし私が生まれる前後の70年代のものなので、時代を感じる部分もある。
でも、彼の言葉の端々から愛情や哀しみを感じれるのが嬉しいし、根本的な部分は変わってないのだろうと思う。


「ビアフラ共和国」について語られたものが1番印象に残った。
知らないだけでこのような国や地域が今もあるのだろう。
淡々とした文面やおどけた言葉が彼の胸のうちを隠しているように思えるが、この表現方法が私の胸を締め付ける。


もう一つ印象に残ったのがこちら。
ぼくらはやる
ぐずぐずやる、ぐずぐずやる、ぐずぐずやる
やるべきことを
やりきれない、やりきれない、やりきれない
・・・
・・・
・・・

彼が書いたという詩の一部分。
言葉のリズムや表面上は可愛いらしくユーモアに満ちているように見えるが、深いところにチクリとした痛みが走る。


彼がいなくなってしまった事は悲しいが、彼の残した言葉を読む事でさらに悲しみが増すようだ。

テーマ : 読んだ本。
ジャンル : 本・雑誌

2009年12月の読書メーター

2009年12月の読書メーター
読んだ本の数:2冊
読んだページ数:647ページ

■飢餓同盟 (新潮文庫)
読了日:12月11日 著者:安部 公房
http://book.akahoshitakuya.com/b/4101121044

■方舟さくら丸 (新潮文庫)
読了日:12月01日 著者:安部 公房
http://book.akahoshitakuya.com/b/4101121222


▼読書メーター
http://book.akahoshitakuya.com/
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