「大槻ケンヂが語る江戸川乱歩 私のこだわり人物伝」大槻 ケンヂ 江戸川 乱歩

大槻ケンヂが語る江戸川乱歩 私のこだわり人物伝 (角川文庫)
大槻 ケンヂ 江戸川 乱歩
4041847214大槻ケンヂが江戸川乱歩の作品について語るだけのものかと思いきや、「鏡地獄」「押絵と旅する男」「踊る一寸法師」「人でなしの恋」が収録されている。

大槻ケンヂの解説が真面目過ぎて面白みに欠けるが、大ケン&乱歩の入門書としては丁寧でいいかも。




私も例にもれず、小学生の頃にポプラ社の怪人20面相を読んだのが、江戸川乱歩との出会い。あのシリーズは大好きだったなぁ。

そして学生時代に子供向けの作品だけではない事を知り、何冊か背伸びして読んだ。
多感な時期だったので、鬱々とした暗さや狂気に若干影響された記憶もある。
「黒蜥蜴」「陰獣」の映画を見に行って気分が悪くなった事も。

いつだったか。
電車で「蟲」を読んでいた時に、蟲、蟲…の文字に気分が悪くなってしまい、それ以来乱歩の作品が読めなくなってしまった。そして引越しの時に本を全部処分してしまった。

数年後に本屋で短編集を見つけ、読んだ事のない作品があったので何気なしに購入。
トラウマは払拭されて今に至る。


見てはいけないものを覗き見るような感覚や、異常性のある登場人物たちに恐れを抱きながらも魅了されてしまう。あとは大正のレトロな雰囲気がステキだったり。

もう大丈夫だと思うので、そろそろ長編にも挑んでみようか。

テーマ : 読んだ本。
ジャンル : 本・雑誌

「ピアニシモ」辻 仁成

ピアニシモ (集英社文庫)
辻 仁成
4087498115「ピアニシモ・ピアニシモ」を読み終わり、ヒカルとトオルは「ピアニシモ」にも出ていた…というのを知り、内容覚えてなかったので12年ぶりに読み返した。

初めて読んだ時の事はとても良く覚えている。
エコーズはわりと好きだったんだけど、辻さんが作家デビューしたこの作品は同じクラスの友達に借りた。
今はほとんどしなくなったけど、トイレで新聞や本を読むのが好きで(^^ゞ トイレで一気に読んだんだ。
ページをめくる手が止まらなかった。なのに12年後の今は内容全然覚えてなかったっていう…。

読み始めて、断片的にあっ…って覚えてるシーンもあった。乳母車が坂道落ちてくとことか、待ち合わせしてたのに相手が来なかったとか。

「ピアニシモ・ピアニシモ」の感想に
>全体を”灰色”が覆っているかのような、ぼんやりとした陰鬱さが最後まで続いていた。
と書いたが、「ピアニシモ」は灰色どころか半径10mを超えたところは闇に包まれているかのような薄暗さ。
学校でのイジメ、家庭での居場所のなさ、愛されたいのに誰かを求めたいのに、でも受け入れられない孤独。

自分の心が落ち着いている時って、こういう作品は響いてこない、共感しきれない事がある。
でもなんだろう…。自分の暗い過去が重なって思い出され、ぐーんと沈み込んでしまった。
苦しい。

若い頃は沈んだ場所から浮き上がる方法を知らなかった。
なんとなく浮き上がってきた瞬間に海面に顔を出し、すばやく酸素を取り込み、また沈む。



「ピアニシモ」を読み終えレポを書く間の数日間に、人生を見直さなくてはいけないショックな出来事があった。
また沈みそうになる。でも今は自らの手足で水をかき、浮き上がる事が出来る。
だから大丈夫。きっと。

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「人は思い出にのみ嫉妬する」辻仁成

人は思い出にのみ嫉妬する (光文社文庫)
辻 仁成
4334747906読んでる途中で思ったのは、辻さんの作品で過去にも似たような雰囲気のモノがあるなぁ~と。

男女がくっついた離れたの恋愛ものって興味が薄いんだけど、辻さんのそれは特別に読んできた。
でもやっぱり苦手だなぁ~。苦手と言うかつまらない。

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「未来医師」フィリップ・K・ディック

未来医師 (創元SF文庫)
フィリップ・K・ディック 佐藤 龍雄
4488696198やっと未訳の作品が発売された。
愚作と言われようが、ディックならなんでも読みたい。

医師のパーソンズが運転中に突如未来にタイムスリップ。
騒動に巻き込まれたり、過去や未来を行ったり来たり。


主人公がシッカリし過ぎてて(笑)、タイムパラドックスの説明もきちんと解説してたり、ディックらしくない。
途中でヴォークトっぽいなぁ~と思い始めたら、ディックを読んでる気がしなくなってしまった。
影響受けすぎ(笑)

これはこれで楽しめたけど、ディックワールドにどっぷり浸かりたい気分。

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「ピアニシモ・ピアニシモ」辻仁成

ピアニシモ・ピアニシモ (文春文庫)
辻 仁成
4167612062
教室でもチャットルームでも「いるだけの人」トオルと誰にも見えない親友ヒカル。得体の知れない殺人者の潜む校内、殺された少女の幽霊が彷徨い、地下にはもう一つの中学校が…。悪意が作り出した死の世界のただなかへ、絶望、不安、恐怖の闇の階段を、トオルは、希望と想像力だけを武器に、降りて行きます。はじめて愛した人を救うために。


全体を”灰色”が覆っているかのような、ぼんやりとした陰鬱さが最後まで続いていた。
でも決して暗い小説というわけではなく、子供が主人公という事で、謎解き?ホラー?なジュブナイルを読んでいるかのようなワクワクさがあった。

「ヒカル」は、誰しも似たような存在を抱えていたことがあるのではないだろうか。覚えてないだけで。

タイトルの「ピアニシモ・ピアニシモ」、初めて読んだ辻さんの「ピアニシモ」と登場人物が被っている事を他の人のレヴューで知った。全然内容覚えてない(^^ゞ 近いうちに読み返してみよう。

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