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「ティンブクトゥ」ポール・オースター

ティンブクトゥ
ポール・オースター 柴田 元幸
4105217119久し振りのオースター。文庫になるのを待ってた「ティンブクトゥ」。
タイトルの「ティンブクトゥ」は「あの世」の事。なんでこんなタイトルなのか、読み終わった時に「あ、」と気づいた。

ダメダメな飼い主ウィリーとペットの犬のミスター・ボーンズの物語。
もう犬かいる時点でヤバい。

淡々と語るミスター・ボーンズの言葉のリズムに、前に読んだカフカの「カフカ・セレクション」に収録されていた「歌姫ヨゼフィーヌ、あるいは鼠の族」「いかに私の生活は変化したことか」を思い出した。

読後の喜怒哀楽がない。無感動なわけではなく、草原に一輪の花が咲いている風景を眺めているような。悲しいわけでもなく、面白かったーってわけでもなく。

自分が犬になったような気分…にはならないけど、なんだかとても不思議なお話し。
オースターの小説には御伽噺のようなものも多いけど、これもありそうでなさそうな物語。
表紙のワンコも可愛い♪

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「長崎・そのときの被爆少女―六五年目の『雅子斃れず』」横手 一彦

長崎・そのときの被爆少女―六五年目の『雅子斃れず』
横手 一彦
4788710706広島に行った事はないが、長崎は2度訪れている事もあり、関心を持って手に取った。長崎の原爆で被爆した14歳の少女が家族にあてて書いたものと、その父親の手記をまとめた本だ。

本にする為に書かれたものではなく、家族新聞を作っていた兄に促されて体験を書いたのが14歳の少女というのが驚きだ。飾り気のない子供の視点で書かれているが、幼さをあまり感じない。当時は戦争に駆り出された10代の少年達もそうだけど、幼い子でも本当にシッカリしていて驚くばかりだ。

このような体験記を読むたびに、身が引き締まり、戦争は絶対ダメ!と思いを新たにする。

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「夜明けの街で」東野 圭吾

夜明けの街で (角川文庫)
東野 圭吾
404371808X勧められて読んだ。確かに読みやすい。が、不愉快極まりない。

妻と娘のいる男が会社に入ってきた派遣社員の女性と不倫するようになる。彼女の母親が亡くなった事件があり、次第に巻き込まれていき…

作者の作品は初めて読んだが、彼は不倫したされた事はあるのだろうか。結局、男の身勝手さをミステリーで描いているだけだ。
というかこんなレベルでミステリー?

勧めてくれた人には悪いが気分が悪くなっただけだ。

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