「3.11の未来――日本・SF・創造力」8/26発売

作品社より「3.11の未来――日本・SF・創造力」が発売されるのだか、
序文に小松左京氏の「序文――3.11以降の未来へ」が掲載されているそうで。絶筆だ。
http://www.tssplaza.co.jp/sakuhinsha/book/kinkan-info.htm

笠井潔・巽孝之監修というので安心して読めそうだ。
 
豊田有恒、瀬名秀明、新井素子、押井守…といった名前が並んでいるのも興味深い。
ただ、1890円とお高いのよね…

購入するか悩み中。


「不安の立像」諸星 大二郎

不安の立像 (ジャンプスーパーコミックス)
諸星 大二郎
4420137487本好き仲間のご夫婦から頂いた一冊。
諸星 大二郎って妖怪ハンターしか読んだことなかったんだけど、面白かった!
昭和な絵柄といやぁ~な余韻がいい。最後の「子供の王国」が薄気味悪くて気持ち悪くて良かった。「復讐クラブ」も復讐の内容がチープでくだらなくていい。

今って、ハッキリと分かりやすいものが好まれることが多くなっていると思うんだけど、結末の曖昧さとか後味の悪さがあって、モヤモヤ引きずる作品が好き。小説も。

そういう意味でもまた読みたいと思えたし、楽しむことが出来た。

テーマ : マンガ
ジャンル : アニメ・コミック

「明日泥棒」小松 左京

明日泥棒 (ハルキ文庫)
小松 左京
4894566273「ゴエモンのニッポン日記」は読んだことあったんだけど、これは未読だった。

奇妙ないでたちでオカシな言葉使いのゴエモンが突如現れる。その風貌だけ見ると笑いの要素が強そうな小説に思えるが、その後、すべての音が聞こえなくなる。さらにミサイルや銃などの兵器が使えなくなってしまったり…

内容に時代を感じで古臭く感じる部分もあるが、今読んでも彼が言いたかった事は分かるし、今の時代にこそとも思える。
ゴエモンを登場させることでユーモアでもって柔らかい表現に感じるが、内容は痛烈な社会に対する警告、批判だ。

兵器が使えなくなっても、平和が訪れる訳じゃない。
原始的な戦いになる。争いは収まる事がないのだ。

今の原発もそうだよね。
反原発、原発を即刻止める。では代替の発電は?
初期の計画停電は社会を混乱に陥れた。電気が使えない、制限されると生活に支障が出るのはもちろん、産業にも影響した。


文明の発達とともに失われて行くものも多く、人間の愚かさも昔から変わらない。
どうしたらいいんだろう…

テーマ : 最近読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

「忘れられた島」

忘れられた島 (復刻版 岩波写真文庫―森まゆみセレクション)
岩波映画製作所 岩波書店編集部
4000282735なんでこれを購入したのか…
モノクロだけど写真がいっぱいで貴重なものかとは思うけど、735円もするのよね。

1950年代の黒島、硫黄島、竹島の様子を写真付きで紹介している。これが戦後の日本!?と思うような厳しい暮らしぶりに驚いた。

「忘れられた島」であるかもしれないけれど、日本人が忘れてしまった、質素でつつましやかで逞しい生命力が伝わってくるようだ。

「果しなき流れの果に」小松 左京

果しなき流れの果に (ハルキ文庫)
小松 左京
489456369X小松左京が亡くなった。何か読みたいと引っ張り出したのがコレ。でも、ハルキ文庫じゃなくて、古い角川文庫版。

スケールが非常に大きい。過去や未来を行ったり来たり。
誰と誰がつながっているのか、敵はどこに潜んでいるのか?SF要素だけでなく、スリリングなミステリー仕立てにもなっていて飽きない。複雑で時間軸があちこち飛んだりするので迷いそうになるが、きっちりまとめているのはさすがとしか言いようがない。

自分のいる今は、長い長い時間の流れのホンの短い一瞬で、なんてチッポケな存在なんだろうか…と感じた。小松左京の長編読むと、真っ暗な宇宙空間に浮かんでいて冷たい感覚の中で独りぼっち…っていう虚無感があるんだよね。もう壮大過ぎて手に負えない。


長編のシリアスな部分と、短編やショートショートのユーモアと溢れんばかりのアイディア。
このギャップも好き。彼が亡くなっても作品は生き続ける。
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mari

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    P・K・ディック、J・G・バラード、ウィリアム・ギブソン、小松左京、ポール・オースター、F・カフカ、安部公房 etc…
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    ひろき真冬、小畑健、ゆでたまご、浦沢直樹、松本零士、手塚治虫、山根和俊、etc…

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