BookBook Blog

0

「昭和天皇独白録」寺崎 英成 マリコ・テラサキ・ミラー

昭和天皇独白録 (文春文庫)
寺崎 英成 マリコ・テラサキ・ミラー
4167198037「東京裁判」を見たり、8月の間にいくつかの太平洋戦争関連のドキュメンタリー見ていて、何故、戦争が起ったのか避けられなかったのか?ということについて関心を持ち、購入した本の中の一冊。

前半が「昭和天皇の独白録」、後半が昭和天皇の御用係であった寺崎英成氏の娘さんであるマリコ・テラサキ・ミラーさんの回顧録となっている。


昭和天皇の側近が、張作霖爆死事件から終戦までを昭和天皇の口から終戦後に直接聞いたもの記録したといわれる「独白録」。なぜそのような事が行われたのか、何に使われたのかなど、巻末の座談会で学者さんたちが議論している。

一番驚いたのは、開戦を拒否したら国民感情からクーデターが起こったであろうと考えていたという記述。天皇制が崩壊してしまうということだ。

人物評や決議などに対し、素直な感情を見せている点もある。

ただ、この「独白録」が東京裁判で提出する資料としてGHQの要求により作成されたと考えもあるそうだ。天皇の戦争責任回避ということだ。単純にインタビューを行っただけなのか、意図があったのか。

素直にそのまま読むだけで、歴史に疎い私でも十分興味深く読むことが出来た。



後半の、マリコ・テラサキ・ミラーさんの回顧録は、自分の両親についての想いが優しく胸を打つ。

巻末の座談会は、色々な角度から「独白録」について考えることが出来るきっかけにもなる。研究者や学者さんによっても様々な意見があるのだね。


何が真実か分からないような事でも、それを考察する事は大切だと思う。
だから、色々な角度から太平洋戦争についてもっと学びたい。そして考えを巡らせたい。

0

SFマガジン 2011年 01月号

S-Fマガジン 2011年 01月号 [雑誌]
B004BG3EE8テッド・チャンの「ソフトウェア・オブジェクトのライフサイクル」を読むために購入。やっと読めた。
大興奮するような作品ではなかったけれど、やっぱりいいな。


AIの成長の物語。ネット上で育成ゲームとか自分の分身のアバターで遊ぶなんてゲームが流行ってるけど、それの進化した近未来って感じ。楽しい部分だけじゃなくて、会社が潰れちゃうとか問題が起きたり、将来の事も考えなくちゃだったり…なんだけども、解決していく過程やオーナーだけじゃなく、AI自身も一生懸命考えているのが可愛らしい。ただのオモチャじゃない。サーバー上だけでなく、ロボットの筐体に入れて一緒に外に出たり。楽しそう。近い将来、ありうると思う世界。

テッド・チャンが好きなのは、小難しそうな内容でも非常に読みやすいし、眼差しがとても優しい。それは緩い、甘いという意味ではなく、深い愛情を感じる。

これがテッド・チャンの作品の中で最長の中編との事。
もっとガンガン書いて発表して欲しいなぁ。もっともっと読みたい。あと、イラストはいらなかったなぁ。申し訳ないけど。

0

「8月の読書メーター」

8月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1095ページ
ナイス数:0ナイス

S-Fマガジン 2011年 01月号 [雑誌]S-Fマガジン 2011年 01月号 [雑誌]
読了日:08月20日 著者:
明日泥棒 (ハルキ文庫)明日泥棒 (ハルキ文庫)
読了日:08月16日 著者:小松 左京
不安の立像 (ジャンプスーパーコミックス)不安の立像 (ジャンプスーパーコミックス)
読了日:08月15日 著者:諸星 大二郎
忘れられた島 (復刻版 岩波写真文庫―森まゆみセレクション)忘れられた島 (復刻版 岩波写真文庫―森まゆみセレクション)
読了日:08月06日 著者:岩波映画製作所
果しなき流れの果に (ハルキ文庫)果しなき流れの果に (ハルキ文庫)
読了日:08月05日 著者:小松 左京

読書メーター

該当の記事は見つかりませんでした。