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「変種第二号」フィリップ K ディック

変種第二号
フィリップ K ディック 大森 望
B00KID92QC短編集は結構読んでるし、この短編集は、最近読んだ「永久戦争」をベースに戦争を扱った作品を集めたという事なので、買ってなかった。しかし、未訳の作品が掲載されていると知って購入。

再録と新訳もあり。新訳は読み比べてみたい気もするがどうだろうか。

「たそがれの朝食」
何度も読んでるのでパス。傑作には間違いない。


「ゴールデン・マン」(映画化名「NEXT―ネクスト―」)
新訳。前回読んだ時とは違和感は感じないと思う。そうだ。「NEXT―ネクスト―」の原作だった。ディック原作と言って欲しくないくらい関係ない内容だった。ニコラスケイジがディックファンらしいが本当かよ。

金色に輝く描写が初めて読んだ時から変わってないイメージ。


「安定社会」
処女作と言われている作品。ちょっと混乱する部分もあったけれど、ディックワールドの片鱗が見られる。最初の翼で空を飛んでるシーンはカッコいい。


「戦利船」
楽しみにしていた未訳の作品。争っているガニメデ人の宇宙船を奪ったら、それはタイムマシンでおとぎ話の小人や巨人のいる世界を垣間見る。小松左京とか星新一のショートショートみたい。


「火星潜入」
読んだはずだけど全然覚えてなかった。火星の都市を破壊というか奪う?んだけど、成功したかに見えた作戦が最後で…切ない。


「歴戦の勇士」
「永久戦争」で読んだばかりなのでパス。

「奉仕するもの」
「永久戦争」で読んだばかりなのでパス。 

「ジョンの世界」
「永久戦争」で読んだばかりなのでパス。

「変種第二号」
大好きな作品。でも、読んだばかりなのでパス。



何年後かに読んだらまた楽しめそう。
ディックは何度読んでもいい。

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「ガニメデ支配」P・K・ディック&レイ・ネルスン

ガニメデ支配 (創元SF文庫)
P・K・ディック&レイ・ネルスン 佐藤 龍雄
448869621Xディックの未訳の作品なんて、もう少なくなっているだろうし、それを翻訳してもらえるなんて…なぜかハヤカワも出版ラッシュだし、ディックファンにはたまらない。ホントにディックばっかり読んでる。

共著と言っても知らずに読んだらディックっぽいと感じるだろう。しかし、ハチャメチャ過ぎて笑ってしまう(笑)。江戸川乱歩っぽい感じもする。

戦争に負けて、芋虫の形態のガニメデ人に支配されている地球。黒人たちが抵抗して戦っているんだけど、どうして全人類で戦わないのか…登場する武器も幻覚や精神に異常をきたすようなアブアイものを発動させて、てんやわんや。

登場人物も濃いキャラクター。バカバカしいがたまらなくいい。
ディック作品に時折感じられる哀愁とか切なさが全くないが、これはこれで面白い。

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