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「塵クジラの海」ブルース・スターリング

塵クジラの海 (ハヤカワ文庫FT)
ブルース スターリング Bruce Sterling
4150203539ブルース スターリングって特に好きな訳ではないんだけど、何気に読んでるんだよね。そして読んだ本は面白かった。なのに集めようと思った事はなくて。
ギブスンと共著した「ディファレンス・エンジン」、「蝉の女王」、アンソロジーで読んだ「江戸の花」。

「塵クジラの海」も名前は知っててやっと購入して読んでみた。SFのつもりで読んでたんだけど、あとがきを読んでファンタジーったの?と。そしてスターリングのデビュー作と。

この惑星の世界観がサイバーパンクだよね?ダルーサもギブスンの作品に出てきそうなクールな女性?だし。

ラストも切ないというか、盛り上がってたのが落とされてテンション下がる。ヤクが出てくるのもちょっとなぁ…ってところもあるし。粗削りだけどアイディアが溢れて勢いのある若さが感じられる。いいんじゃない。

真面目にスターリング集めてみようかな。

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「草の花」福永 武彦

草の花 (新潮文庫)
福永 武彦
410111501X本好きのお友達に借りた一冊。
美しい物語と言っていたが、私としては暗くて全体的に灰色がかった陰鬱な小説と感じた。でも全体の構成とかテーマは興味深かった。

昭和20~30年くらいの設定?サナトリウムって死を待つ人たちの薄暗い場所って感じ。今もあるのかな。当時にしてはかなり衝撃的?な同性愛。藤木に惚れる汐見は本人はそうじゃない、友情だ!ってことなんだろうけど、想いが伝わらない苦悩とか周りの友人たちの距離感とか少し切ない。

うちは両親がクリスチャンなので、宗教と恋愛も興味深く、千枝子の気持ちも分からなくもない。

若い頃に読んでいたら、もっと違った感じ方をしたかもしれない。
自分では絶対チョイスしないので、勧めてもらって読むのも世界が広がって楽しい。

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