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「果つる底なき」池井戸 潤

果つる底なき (講談社文庫)
池井戸 潤
4062731797ベストセラーとか日本のミステリーって興味がないんだけど(海外ミステリーは好き)、知人に貸してもらったので読んでみた。

銀行の専門用語とか難しい単語はあったけど、読みやすいので一気に読んでしまった。犯人捜しとか先が気になるのはぐんぐん読めてしまう。

でも人が死に過ぎ…。
土曜ワイド劇場みたいな男と女、お金、ちょっとホロリみたいな薄っぺらい感じがした。
人に借りて読むには面白いけど、自分で購入はしないかな~

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「キャッチ=22」ジョーゼフ・ヘラー

キャッチ=22〈上・下〉 (1977年) (ハヤカワ文庫―NV)
ジョーゼフ・ヘラー 飛田 茂雄
B000J8U3RS読み終わるのに3か月もかかってしまった。
上巻の1/3ほどで読むのを諦めてそうになる読み難さは苦行のようだった。途中で読むのを諦めたくないという意地と、レビューを見ると高評価なのでなんとか読み進める。読みにくいのは時間軸が入れ替わっているためだと知るが、知ったところで読みやすくなる訳でもなく。

ヨッサリアンや他の人物たちのキャラが分かるようになり、上巻の後半になってようやく面白みが出てきた。

ヨッサリアンだけでなく、みんな狂ってる。メイジャーが部屋にいる時は誰も入ってはいけなくて、不在時は部屋に入っても良いという。永遠に彼に会えない。 マイローの食糧調達の話しも面白い。分列行進とか飛行回数とか戦争中には仕方がないことも滑稽に見えてしまう。

下巻に入ったら上巻の苦痛が嘘のように面白さが増してきた。
だんだんとシリアスな内容になってきて、どんどん人が死んでいく。スノードンが死んでいくところ、ヨッサリアンの「よしよし」には胸が苦しく悲しくなった。「よしよし」引きずりそうだ…

戦争って不条理なもの。兵士たちは使い捨て。上官は兵士を使って功績をあげ勲章や階級をあげたい。クソみたいな上官ばかり。

ラストにまさかの感動をしてしまった。狂ってると思っていたヨッサリアンは正気で優しく勇気のある人物だった。

人に勧めづらいが、でも本読みが好きな人には勧めたくなる作品。
こんなに素晴らしい作品を残したジョーゼフ・ヘラーは、いくつも作品を残していない。非常に残念だ。

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「夢を見た」岸 浩史

夢を見た
岸 浩史
4575302945夢を漫画にしたというのに興味が沸いて購入。
思っていたよりも普通で…悪くはないけど、ちょっと期待外れだった。
もっとハチャメチャで想像出来ないようなものが見たかった。

そういえば、空を飛ぶ夢って見ないなぁ。
エレベータに乗って、降りたい階にいつまで経っても降りれないって夢は良く見る。しかも超高層高速エレベーター。

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「タウ・ゼロ」ポール アンダースン

タウ・ゼロ (創元SF文庫)
ポール アンダースン Poul Anderson
4488638058去年読み終わってるのに更新するのをスッカリ忘れていた。

スケールが大きすぎて口あんぐりなハードSF。小松左京の小説に似たような感覚になった作品があったなぁ。寒くて暗い宇宙に一人で漂ってるんだけど、心細さよりも得体のしれない満足感にニンマリしている感じ。

事故で減速できなくなってしまった高速宇宙船がどんどん加速して銀河系飛び越えてしまう。地球に残してきた知り合いはとうの昔に死んでいる。もう地球もなくなっているだろう…。想像し難いよなぁ。

50人の男女の人間関係もなかなか面白い。でも人が多すぎて誰が誰とくっついたり離れたりが分かりにくいところもあった。結局、狭い空間に長いこといると精神的に崩壊しそうになったり、人間関係がもつれたり当然あるんだろうな。

恒星間旅行が出来るようになるにはどれくらいかかるんだろうか。せめて宇宙から地球を死ぬまでに見れたらいいなぁ。

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