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「さらば国分寺書店のオババ」椎名 誠

さらば国分寺書店のオババ (新潮文庫)
椎名 誠
4101448175知らずに読み始めたんだけど、なんとこの作品、椎名さんのデビュー作。30年近く前に出版され、文庫になったのは17年後。そのへんのエピソードはあとがきで。

この頃から世間に対して激しく怒ってたのだねぇ。そんなに言っちゃっていいの?と心配になるほどの怒りよう。国鉄や警察官などの公務員に怒り、マスコミ関係のパーティでお寿司が食べれなかった事に怒り、古本屋のオババに怒りを燃やす。頭の血管ブチキレちゃうんじゃないかと思う程怒り狂っている。
が、最後にやっぱり公務員は必要だよね、オババも実はいろいろな苦労があって…とフォローに回ってる。でもイヤミなフォローではなく、冷静に物事を見つめ直し、見方を変えて導き出された結論なのだ。

「古本屋のオババ、ムカつくね!」と一緒になって怒っていた私も、最後にはなんだか切ない気分になってしまった。

最近は大型チェーンの古本屋が増えて、昔ながらのこじんまりとした店舗でジーちゃんバーちゃんが経営している古本屋って少なくなったし、ネットで探せば欲しい古本も簡単に手に入れることが出来るようになった。でもあの薄暗い店内を隅々まで見回して、掘り出し物を見つけた瞬間の喜びは他では味わえない。

なんか古本屋に行きたくなってきた(笑)

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