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「死よりも悪い運命」カート・ヴォネガット

死よりも悪い運命 (ハヤカワ文庫 SF ウ 4-19)
和田 誠 浅倉 久志
4150116822毎年、ハマって何冊も続けて読む作家が出てくるんだけど、今年はカート・ヴォネガット。最初はとっつきにくい文体だったのが、読むにつれてあれが心地良く感じるようになってきた。

今回はエッセイ。エッセイと言っても、彼が今まで行ってきた講演のスピーチや、過去のエッセイなどを交えながらそれについての思い出について語り、感想を述べている。

私は読んでいる本にペンで印をつけたり、折り曲げたりはしないんだけど、この作品も含めてヴォネガットの作品を読んでいると、書きとめたくなる言葉がたくさん出てきて、今回は特に多かったため、ついに折り曲げてしまった。
目立たないほど小さな小さな折り目だけど。

彼の言葉には、同意出来るものもあれば、反発したくなるモノも同じくらいある。反発したくなるモノも含めて、パっと見はニコニコ顔で柔らかに思うが、その切り口は鋭く痛みを感じる事も多々。
小難しそうな話題でも退屈せずに読めてしまうのは、語り口や彼の視点のせいだろう。

来年もヴォネガットいっぱい読みたい!

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