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「方舟さくら丸」 安部公房

方舟さくら丸 (新潮文庫)
4101121222地下採石場跡の洞窟に、方舟という名の核シェルターを作った「ぼく」。
適格な乗船者を探し出し、切符を渡さなくてはいけないのだが、ひょんなことから3人の男女と方舟で生活を共にする事になる。

まず、ユープケッチャに心鷲掴みにされてしまった。自分の糞を餌にして生き続ける虫。なんてキュートで切ないんだろう。
そして巨大な便器。この便器に「ぼく」は片足を吸い込まれて抜けなくなってしまうのだ。可笑しすぎるw 船長ー!

洞窟内の生活空間ってシチュエーションは冒険モノみたいで、ワクワクしちゃうんだけど、3人+「ぼく」のぎこちないやり取りや、後半部分のたたみかけから今までのドタバタが夢のようなラストのシーン。


安部公房の作品では「カンガルーノート」が大好きなんだけど、これも好きな一冊になりそう。何度でも読み返したくなる。

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