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「メアリと巨人」フィリップ・K・ディック

メアリと巨人
フィリップ・K. ディック Philip K. Dick 菊池 誠
4480831339ディックはSF作家として名が知れているが、普通小説もいくつか書いており、出版されている。
普通小説とされているものを、数冊読んだ事があるが、どれもあまり印象に残っていない。私の中ではディックはやっぱりSF,普通小説は面白くないと決め付けていた。

仕事を辞めて、自宅でハードカバーの小説が読めるようになり、ようやく手に取ったのがこれ。
まぎれもなく、ディックが書いたものだ。

田舎街に住む、メアリアンと言う少女(20歳)は冴えないボーイフレンドや仕事、居心地の悪い家庭から逃げ出したく、苦悩しもがいている。
そこに現れたレコード屋を営むシリングと言う中年オヤジとの関わりや、彼女を取りまく人々との目まぐるしい日々を淡々と書いている小説。

私はディックの描く女性(女の子)が大好き。自由奔放で気ままで、男を振り回し、ちょっと病的な神経質さを持ち合わせていて、痩せすぎな為グラマラスではないが魅力的。
私にはないものを持っているから惹かれるのかもしれない。

メアリアンもそんな少女。
苦悩して、気まぐれを起こしたり、ヒステリックになったりするところは、なんかちょっと分かる気もする。男の人には理解しがたいかもしれない。彼女に感情移入しながら読んでいたので、ラストは少々あっけない気もするが、素敵なエンディングじゃないかな。

私も自分の現在の状況、これから何をすべきか、思い悩んでいる。
この小説を読んで心がホッコリ温かくなった気がする。
そして「やっぱりディックは最高~」(笑)

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