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「昭和天皇独白録」寺崎 英成 マリコ・テラサキ・ミラー

昭和天皇独白録 (文春文庫)
寺崎 英成 マリコ・テラサキ・ミラー
4167198037「東京裁判」を見たり、8月の間にいくつかの太平洋戦争関連のドキュメンタリー見ていて、何故、戦争が起ったのか避けられなかったのか?ということについて関心を持ち、購入した本の中の一冊。

前半が「昭和天皇の独白録」、後半が昭和天皇の御用係であった寺崎英成氏の娘さんであるマリコ・テラサキ・ミラーさんの回顧録となっている。


昭和天皇の側近が、張作霖爆死事件から終戦までを昭和天皇の口から終戦後に直接聞いたもの記録したといわれる「独白録」。なぜそのような事が行われたのか、何に使われたのかなど、巻末の座談会で学者さんたちが議論している。

一番驚いたのは、開戦を拒否したら国民感情からクーデターが起こったであろうと考えていたという記述。天皇制が崩壊してしまうということだ。

人物評や決議などに対し、素直な感情を見せている点もある。

ただ、この「独白録」が東京裁判で提出する資料としてGHQの要求により作成されたと考えもあるそうだ。天皇の戦争責任回避ということだ。単純にインタビューを行っただけなのか、意図があったのか。

素直にそのまま読むだけで、歴史に疎い私でも十分興味深く読むことが出来た。



後半の、マリコ・テラサキ・ミラーさんの回顧録は、自分の両親についての想いが優しく胸を打つ。

巻末の座談会は、色々な角度から「独白録」について考えることが出来るきっかけにもなる。研究者や学者さんによっても様々な意見があるのだね。


何が真実か分からないような事でも、それを考察する事は大切だと思う。
だから、色々な角度から太平洋戦争についてもっと学びたい。そして考えを巡らせたい。

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