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「ブラック・ダリア」ジェイムズ エルロイ

ブラック・ダリア (文春文庫)
ジェイムズ エルロイ James Ellroy
4167254042本好きのお友達にいただいた一冊。
あまりミステリーは読まないし、グロいシーンがあるのはちょっと嫌だな~と思ってたけど全然大丈夫だった。厚みのある作品だったけど長さも感じず。完成度の高さと怒涛の畳みかけに唸らされた。

ネタばれあり。

前半はバッキーとリーの元ボクサーコンビの活躍ややり取りが痛快で、2人で犯人逮捕に向けていくのかと思ってた。
2人のキャラが魅力的で素晴らしい。若くてカッコイイ訳ではなく、過去に傷があったり女にだらしなかったり、人間味に溢れているところに魅力を感じた。

あと最初は、登場人物が多くて戻って確認したりしちゃって、なかなか読み進める事が出来なかったのがもどかしかった。でも慣れてきたら面白さにページをめくる手が止まらなるほど。

まさかまさか、リーが死んでいたことが分かった時は衝撃。主役クラスの人物をあのように無残に殺してしまうなんて…

そしてラストに向けてのこれでもか!これでもか!な展開に圧倒。
伏線や物語にちりばめられていた設定が1本に束ねられていく技は凄いとしか言いようがない。

意外な人物が犯罪に関わっていた事にもビックリしたし、その理由付けも丁寧に語られているので読後もスッキリ。

いやぁ。ただのミステリーかと思いきや、いい意味で裏切られた


未体験の面白い作品ってたくさんあるな!と。
偏ったジャンルばかり読んでるので、人に薦められて面白い作品に出会うと嬉しい。

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