「年刊SF傑作選〈第4〉」

年刊SF傑作選〈第4〉 (1968年) (創元推理文庫)

初版が1968年なのでかなり古い。知ってる作家は数人。
古臭いと思うものもあるけど、安心感というかホッとするよね。古き良き…的な。


・「新ファウスト・バーニー」 ウィリアム・テン
本当に宇宙人と取引したのか、だまされたのか?少々馬鹿らしさもあるけどなかなか面白かった。


・「ジープを走らせる娘」 アルフレッド・ベスター
北斗の拳の世紀末な雰囲気。生き残ったらこんな風に毎日自分に何かを課して目標みたいなものを持たないとやってられないんだろうな。もう人がいないのに買い物したらお金払うのもそういう心理になっちゃうのかな。
アルフレッド・ベスターって「虎よ、虎よ!」しか読んだことないけど、他も読んでみたいと思った。


・「二百三十七個の肖像」 フリッツ・ライバー
ちょっとホラーっぽい。肖像画がしゃべるの、どこかでも読んだような。


・「とむらいの唄」 チャールズ・ボーモント
ソロモンという男が「とむらいの唄」を歌いに来るとその人は死んでしまうという。バカバカしいと思ってた主人公が最後には…って話し。ソロモンがなぜか手塚治虫の「どろろ」に出てくる妖怪のイメージになってしまった(笑)


・「ユダヤ鳥」 バーナード・マラムッド
最初にしゃべる鳥を何の違和感もなく受け入れてるのが違和感。お父さんがユダヤ鳥を鬱陶しく思う気持ちは凄く分かるよ。私もダメだわ~。


・「二つの規範」 フレドリック・ブラウン
小松左京のショートショートにあるような話し。
テレビの中の人物は演じてるのではなく?それを見てる自分は?
水槽の中で飼われているとか神が全部コントロールしてるみたいな話しに通じる。


・「明朝の壺」 E・C・タブ
ミステリーの要素とSFの要素の混じり具合が80年代のSF映画っぽい感じがした。嫌いじゃない。むしろ好き。ディック好きだからテレパスとか超能力者出てくると無条件で受け入れてしまうかも(笑)


・「カシェルとの契約」 ジェラルド・カーシュ
時間を売ってお金を得る。売った自分の時間の記憶がない。良くあるような話し。


・「酔いどれ船」 コードウエイナー・スミス
ラストに置かれていたわりには退屈だった。



全体的に良くありそうな話し…と感じだけれど、これが元祖なのかもしれない。
他のシリーズも手に入ったら読んでみたい。

テーマ : 最近読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

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