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「カフカ事典」

カフカ事典
池内 紀 若林 恵
4385154341カフカの研究本とか考察本が数多く出ているのは知っていたけど、そういう物を読まずに作品を楽しめばいいと思っていた。
けれど、有名な長編以外に短編集など、彼が出した作品は特別数が多いわけではないし、未完の物も多く、なぜこんなにも彼が支持されているのか、不可解な作品であるにもかかわらず、何故読み継がれているか、彼の事を知りたいと思って、多く出ている「カフカ本」の中から、読みやすそうなものを選んでみた。

彼の生い立ちから家族について、恋人について、友人達についてかなり事細かに、そして簡潔に書かれている。彼が日記や手紙を多く残していた為に、判明した事だとは思うが、恐ろしいほど一人の人物について明らかになるものだと驚く。
残された作品についても、あらすじと作品を書くにあたっての背景や、解釈などが、ひとつひとつ簡単に書かれていて、非常に読みやすい。
後半部分には年譜や出版されている評論本や研究本などの一覧もある。

「じてん」と言うよりも、入門編・・・と言うか、カフカ基礎編みたいな感じで、堅苦しさはなく、文字も大きめで読みやすい(苦)。
作品についての余計な解説は不要だが、彼自身を知る事によって、より深く作品を理解し、楽しむ事が出来るのではないだろうか。
彼が書いた手紙を集めたものや、カフカの友人のマックス・ブロートの著書なども読んでみたい。

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