「天使」佐藤 亜紀

天使 (文春文庫)
佐藤 亜紀
4167647036前回、この作品を読んだのは2年前(その時の感想)。佐藤亜紀さん2冊目だった。

最近、「雲雀」を読んで読み返したくなり再読。唸るってこういう事だ。最初に「天使」を読んだ時には気付かなかった事、「雲雀」を読んで知った人間関係などの繋がり、そういったものが一気に結びついて唸った。彼女の頭の中にある事の一部しか理解してないかもしれないけど、一気に視界が開けた感じ。

親子、義兄弟、恋人…そうか、そうか。
歴史の背景は難しいけど、最初よりは少し理解出来てきたので、それが人間関係とも結びついて来て、なるほど、なるほど。この伏線はここに繋がってたのか。無駄な描写が一つもないように思える。

表現の美しさもウットリする。性交シーンや戦闘シーン、人が死ぬ場面、夢を見ているかのような幻惑的なイメージ。
この人の素晴らしさが分かる人が身近にいないのが残念だ。

彼女の作品を何冊か読んできたけど、この「天使」と「雲雀」は一番。

テーマ : 読んだ本。
ジャンル : 本・雑誌

コメントの投稿

非公開コメント

スポンサードリンク
プロフィール

mari

  • Author:mari
  • 【好きな作家】
    P・K・ディック、J・G・バラード、ウィリアム・ギブソン、小松左京、ポール・オースター、F・カフカ、安部公房 etc…
    【好きな漫画家】
    ひろき真冬、小畑健、ゆでたまご、浦沢直樹、松本零士、手塚治虫、山根和俊、etc…

    ◆日記ブログ
    此処ではない何処か
    ◆多肉植物日記
    多肉を愛して夢を見よ
    ◆私が行ったライブハウス情報
    Live House Note
    ◆スイーツブログ
    Musee du Chocolat
カテゴリ
スポンサードリンク
月別アーカイブ
ブログ内検索
リンク