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「聖断―昭和天皇と鈴木貫太郎」半藤 一利

聖断―昭和天皇と鈴木貫太郎
半藤 一利
4569629849毎年夏の間は太平洋戦争関連の本を読んでいる。今年チョイスしたのはこの本。

鈴木貫太郎って、終戦の時の総理大臣…という認識しかなかった。
以前読んだ「昭和天皇独白録」で、昭和天皇が信頼を寄せいていた人物だったと書いてあったっけ?というのは読んでいるうちに思い出した。

大変なご苦労をされ、日本の為に死力を尽くした方なのだと知った。
そして昭和天皇が本当に戦争を回避したく思っていたこと、孤独であった事、胸が痛くなる。

子供の頃は日本は原爆を落とされた可哀そうな国、悪いのは東條と昭和天皇、と刷り込まれてきた。

太平洋戦争について本当の事が知りたいと興味を持つようになって学ぶうちに、軍隊による暴走、世論、思い上がった一部の人物によって戦争を引き起こし悪化していったのだと理解した。もちろん、日本だけの事ではなく世界各国の問題もあったろうが。

阿南さんについても、最初は軍隊の長で悪い人物という印象だった。色々な文献を読んで彼の人柄や本心などを知るにつれて何とも言えない気持ちになった。

国を思う気持ちは熱く、調整役として苦しい場面もあったのだろう。自決してしまったのも残念であるがケジメとして、この時代では仕方がなかった。阿南さんについて書かれたものを読みたいのだけれど、意外とないんだよね。

ボリュームはあったが読みやすく、非常に読み応えのある1冊だった。半藤さんの著書は何を読んでもいい。

人に勧めたくなるが、周りに理解してくれて共感してくれる人がいないのが残念だ。


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