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「火星年代記」レイ・ブラッドベリ

火星年代記 (ハヤカワ文庫SF)
レイ・ブラッドベリ 小笠原 豊樹
B009DELIMS火星シリーズ最後はオールタイムベストの「火星年代記」。
20代の頃に読んだ時には全く響かなくて、つまらないとまで思っていた。ブラッドベリは好きで何冊も読んだんだけど、これだけは自分の思う火星のイメージとかけ離れていたからからかな。

新版として新たに出版されたというのに興味が沸いて手に取った。ブラッドベリの作品は、おとぎ話なんだな。ファンタジーというよりもおとぎ話。優しくて切なくて、でも甘すぎない少しブラックで。

火星に探検隊がやってきて、やがて大人数が移住してくる。そんな火星の変化を短編で綴る年代記。地球における歴史を皮肉ってもいるのかな。自分たちの暮らしを脅かされた火星人が気の毒過ぎる。地球人の家族に擬態して、地球人の男性と暮らしていた火星人にホロリとした。人間って勝手だよね。

しばらく読んでなかったブラッドベリの他の作品も読みたくなった。


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