「サイレントリー」鈴木光司

サイレントリー
鈴木 光司
410143817X鈴木光司・・・ とはあのホラー小説で有名な鈴木光司氏。「リング」「らせん」を書いた人。
私はホラーは苦手。想像力が豊かなので(苦)映画やドラマよりも小説は怖さが増すので絶対駄目なのだ。

しかし、そんな怖い小説を書く鈴木さんがファンタジーや普通の小説を書いており、私が最初に出会ったのは「光射す海」。
私は時々表紙買いをする事があるが、これも表紙に惹かれて購入し、魅了されてしまった。それ以来、今回の<「サイレントリー」を合わせて4冊読んできた。

今まで読んできた小説には海が舞台であったり、自然の描かれているシーンが多いダイナミックな長編だったが、今回は身近な事が書かれている7つの短編だ。
彼いわく、「執着だらけの世界を様々な無機物に視点を据えて描いた作品」だそうだ。

すべてに共通しているように思うのは、家族との関わりのなかで、苦い思いや哀しみを克服していこうと言う姿・・・ と書くと堅苦しい感じがするかもしれない。
でも、読後はしっとりと優しい気分になれる。透明な膜がキラキラ柔らかい光を放っているような 短編たちだ。

ホラー小説は読んだ事がないけれど、あの怖い「リング」の原作者とは到底思えない・・・。

テーマ : **本の紹介**
ジャンル : 本・雑誌

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