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聖飢魔Ⅱ 激闘録 ひとでなし

聖飢魔2激闘録 ひとでなし
山田 晋也
487357191X私の聖飢魔Ⅱとの出会いは「蝋人形の館」。中学生の頃だった。それがきっかけでロックにも目覚めたのだ。

当時中学生だった為、ミサ(ライブ)に行く事は親の了承も取れず、経済的にも難しい事で、ひたすらレコードを聞きまくっていた。しかし、夢中になっていたのもつかの間、ギタリストのジェイル大橋代官が脱退し音楽性が変わり、私自身も違うバンドに興味を持つようになって、次第に遠ざかって行った。

その後も、TVや雑誌を通じて活躍している情報は得ていたものの、1999年の解散時も見に行かなかったし、去年の期間限定再集結の時は知らずにいて、チケットを取ろうと思った時には既にsoldout。それがきっかけで、ミサに行かれなかったものの興味がぶり返し、その中でこの本の出版を知って購入した。

聖飢魔Ⅱの結成から2005年の期間限定再集結までを、構成員や関係者のインタビューなどを元に年代を追って書かれており、注釈も丁寧で分かりやすい。当初は、ゾッドの親分や、ジェイル大橋代官の脱退の経緯や、地球デビューした頃の自分が見ていた時代の事を読みたいと思っていたが、実際読んでみて、自分が見ていたなかった時代の苦悩の期間、そこから復活する過程が興味深かった。

私も学生時代にバンドを組んでいた事があるけれど、同じメンバーで長い期間行動を共にし、活動を続けるのは容易な事ではない。バンド内の人間関係だけでなく、プロになれば関わる人間も増えてくるし、売れるための政略と言うのもあるだろう。改めて、聖飢魔Ⅱは音楽的な部分やパフォーマンスだけではなく、稀有なバンドであった事が分かる。

聖飢魔Ⅱ信者だけではなく、音楽業界に興味がある人などにもお勧めしたい一冊。

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