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「燃えつきた地図」安部公房

燃えつきた地図
安部 公房
4101121141失踪した夫の調査を依頼された主人公の探偵が、調査を進めていくも手がかりも少なく、少ない手がかりも次々を消えてゆく。
一見、推理小説のようで、大きな謎でも隠れているのかと思いきや、そうでもなかったり、証人が死んでしまったり。次第に、自分自身が何者なのか、何をしているのか見失ってゆく・・・。


不条理で出口のない迷路をグルグルと廻っているかのような、そう、まさに地図が燃えつきて迷子になってしまったかのような世界。
外との繋がりが曖昧になって、”自分”の存在が溶けだす感覚。

何冊か安部公房の作品を読んできたが、寒さを感じる孤独感のあるこの作品、結構好き。
でも、スッキリと整理されたものを求める人にはお勧めできないかも。

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