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「V.」 トマス・ピンチョン

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V. 1 新装版 (1)
トマス・ピンチョン 三宅 卓雄
V. 2 新装版 (2)
トマス・ピンチョン 三宅 卓雄

トマス・ピンチョンの事を知ったのはかれこれ、10年以上も前の事。
当時好きだったバンドのアーティストが、「重力の虹」を読んだと雑誌のインタビューだったか・・・で話していたのを読んでから。

田舎の本屋にピンチョンが置いてあるわけもなく、あったとしても、高価な本を買う経済力もなく、数年後、大きな本屋さんで「ヴァインランド」を見つけて購入。
しかし、読みきったものの全く内容を理解する事が出来ず。「ピンチョンは私には読めないなぁ・・・。」と思いつつも「重力の虹」か「V.」はいつか読みたいと思っていた。

ネットの古本屋さんで、安値で「V.」を購入するも、文庫派の私にはハードカバーの本を読む機会がなかなか訪れず、仕事を辞めて時間が出来るようになり、ようやく読む事が出来た。

どんな物語か・・・と聞かれても、うまく説明する事が出来ないし、これから読む人もいるかもしれないので、簡単に言うと「V.」と言うキーワードがあり、それを追う物語・・・と言ったところかな。

最初は登場人物の多さと、断片的なストーリーの進み具合に戸惑った。
読み進めていくにつれ、読み方が少し分かるようになり、登場人物の関係図をメモして(こんな事するの小学生以来じゃないかな・・・)読む事で、V.を探すと言う謎解きと、主要な登場人物のストーリーを追う事が楽しくなった。

後半に入り、V.の事が少しづつ明らかになり、頭の中にある様々なピースがエピローグで繋ぎ合わさり、全体像が初めて見えた時、震える程感動した。
全てを理解できた訳ではないし、ちょっと解っただけだと思うけれど、それでも読み終えた時に放心状態になってしまった程だ。あとがきの「Vノート」でさらに理解を深めると、最初から読み返したくなったが、ちょっと時間をおいてからにしよう。

これがピンチョンが26歳の時のデビュー作と言うから驚きだ。「重力の虹」も絶対読みたい!!

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