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「虹の天象儀」 瀬名秀明

虹の天象儀 (祥伝社文庫)
瀬名 秀明
4396328842偶然だが、先日読んだいしいしんじさんの「プラネタリウムのふたご」に続いて、プラネタリウムの物語を手にした。

実在した東京・渋谷の五島プラネタリウムが閉館した後、1人の少年が現れ、主人公が過去へタイムスリップする・・・物語。

瀬名さんの描くSFは、温かくて、優しい。希望を感じ、未来を期待する気持ちになる。タイトルもイメージが増幅するような素敵なタイトル。

「思いが残る」
自分の存在が消えても、思いが残る。素敵な表現だ。
子供の頃、夜空の星を見上げた時に「あの星は何百年前に生きていた人も見た同じ星だろうか。」と思った事がある。目に見えない何かが訴えてくるように感じた。
私が消えても、私の思いを受け止めてくれる誰かがいるのだろうか。

読み終えた後、夜空を見上げ、静かに佇み、願い事をしたくなる。


プラネタリウムの投影機なんて、全く興味がなかったけれど、この小説に登場するカール・ツァイス製のプラネタリウム投影機は、繊細で精密で美しい。プラネタリウムへ行く機会があったら、是非投影機をチェックしてみたい。

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