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「オキーフの恋人 オズワルドの追憶」辻 仁成

オキーフの恋人 オズワルドの追憶〈上〉 (新潮文庫)オキーフの恋人 オズワルドの追憶〈下〉 (新潮文庫)
2つの作品が次第にリンクしながら物語が展開していく。「オキーフの恋人」は、作家の謎の失踪に端を発し、編集者が事件に巻き込まれていく現実?で、「オズワルドの追憶」は、その作家が連載している小説。大手証券会社をリストラされて探偵を始めた男が、下北沢を舞台に様々な事件に巻き込まれていく話しなんだけど、それぞれがねじれて何が小説の中の出来事で、何が現実なのか混乱しながらラストに向かってゆく。

辻さんのハードボイルドサスペンスな小説は初めてかな?正確に言うとハードボイルドサスペンス小説ではないけれど。
ちょっと見てはいけない世界を覗き見てしまったかのような、薄暗く荒々しさを感じる世界。どんでん返しに驚く間もなく次から次へと展開していくのて、上下巻のボリュームも物足りないほど濃ぃ~内容。辻さんに今までとは違った畏怖を感じた。


感想を書く前に、他の方のブックレビューを何件か拝見したんだけど、なんだか評判がいまいちな気が。村上春樹っぽいとか、ゴチャゴチャしていて設定にムリがあるとか。
村上春樹は2冊くらいしか読んだ事ないから分からないけど、、それ言ったら村上春樹は○○っぽいとかって話しになるし、比較なんてナンセンス。まぁ、設定にムリがあるって言うのはネタバレになるので詳しく書かないけど、現代の科学?医学?でどこまで解明しているのか操作出来るのかの方が気になった。

辻さんの小説は言葉は、時々しか表に表れない私の昔の記憶を擽る。
それが心地よい時もあるし、不快な事もあるが、読む事はやめられない。

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