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「仇敵」池井戸 潤

仇敵 (実業之日本社文庫)
池井戸 潤
4408552844「果つる底なき」に続いて2冊目の池井戸 潤。銀行を舞台にした連作短編。キャラクターも面白いし、ストーリーも分かりやすい。サクサク読めてしまう。

でも事件が良く起きるよね~って感じだし、深みを感じないし、一度読んだら再読はしない。
人に借りれば読むけど、自分で買って読むものではない。
エンターテイメントミステリーだね。

いい意味で、気楽に読める1冊。

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火星縦断

火星縦断 (ハヤカワ文庫SF)
ジェフリー・A. ランディス Geoffrey A. Landis
4150115621「火星の人」の多人数バージョン。

開拓されていない火星は「火星の人」で勉強済みだったので、イメージしやすかった。

作者はNASAで勤務されている研究者。だからと言って小難しい小説ではない。絵空ゴトの火星探検ではなく科学に裏打ちされたデータを元にしており、リアリティーがある。

登場人物それぞれをクローズアップしている章もあり、極限の状態にあって なぜこの行動をするのか、こう考えるのか、人間関係の絡みもあって面白く読めた。

みんな優秀なのはもちろんだけど、暗い過去があったり、悩みがあったり普通の人たち。宝くじに当選して火星に行けるチャンスがあるなんてユニーク。私も当たったらすべて捨てても訓練に参加して火星に行きたい!

いつか人類も火星に行ける日が来るのかな~。

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「約束の海」山崎豊子

山崎豊子さんの名前は知っていたけど、特に興味を持つこともなかった。借りる機会があってあらすじを見たら、潜水艦、自衛隊など興味深そうなワードが並んでいたため読み始めた。

海上自衛隊の潜水艦と釣り船が衝突し、多くの犠牲者が出る。マスコミの報道が過熱したり、自衛隊批判など…当然、あの事故を思い出した。同じように自衛隊の艦の操作ミスや我が物顔で海をゆくことへの批判など凄かった。次第に当日の様子が判明されるにつれて釣り船も…みたいな流れになっていったっけ。

その時は海上自衛隊の役割について(日本の海域を守っている)気にも留めなかった。私は自衛隊は必要だと思っているが実際に何をしてるのか良く知らないことが多い。深く考えさせられた。

主人公の父親が真珠湾攻撃の時に捕虜になり、太平洋戦争の「捕虜第1号」…というのも、実話を元にしているとのこと。興味が沸く。

未完の遺作と知らず読んでいたので、1部で終わってしまい続きが読めないのが非常に残念。巻末に今後のプロットなどが載せられていたが、完成した作品を読みたかったなぁ。

しかし、これで山崎豊子さんに興味が沸き、他の作品も読んでみたいと思った。

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「フランキー・マシーンの冬(上)(下)」ドン・ウィンズロウ


フランキー・マシーンの冬 上 (角川文庫)
ドン・ウィンズロウ 東江 一紀
フランキー・マシーンの冬 下 (角川文庫)
ドン・ウィンズロウ 東江 一紀
4042823068  4042823076


「犬の力」に続き、ドン・ウィンズロウの「フランキー・マシーンの冬」を読んだ。

「犬の力」が大どんでん返しがあったり、スリリングでスピード感があったのに対し、こちらは年老いた主人公が過去を振り返りながら、なぜ今追われるのか探りながら逃亡していく。

そのため、少しのんびりしている感じ。登場人物が相変わらず多くて最初は戸惑うけれど、みんなキャラが濃いので顔をイメージしたり楽しみながら読めた。

ラストは、
えええ!?なんで!?

あ~……

おぉ~良かった良かった

って感じ。さすが。


「シブミ」トレヴェニアンから、「サトリ」ドン・ウィンズロウへ読み進め、それぞれ他の著書も読んだ。
「シブミ」の方が好きだったけど、それ以外はドン・ウィンズロウの方が断然面白い!