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「フランキー・マシーンの冬(上)(下)」ドン・ウィンズロウ


フランキー・マシーンの冬 上 (角川文庫)
ドン・ウィンズロウ 東江 一紀
フランキー・マシーンの冬 下 (角川文庫)
ドン・ウィンズロウ 東江 一紀
4042823068  4042823076


「犬の力」に続き、ドン・ウィンズロウの「フランキー・マシーンの冬」を読んだ。

「犬の力」が大どんでん返しがあったり、スリリングでスピード感があったのに対し、こちらは年老いた主人公が過去を振り返りながら、なぜ今追われるのか探りながら逃亡していく。

そのため、少しのんびりしている感じ。登場人物が相変わらず多くて最初は戸惑うけれど、みんなキャラが濃いので顔をイメージしたり楽しみながら読めた。

ラストは、
えええ!?なんで!?

あ~……

おぉ~良かった良かった

って感じ。さすが。


「シブミ」トレヴェニアンから、「サトリ」ドン・ウィンズロウへ読み進め、それぞれ他の著書も読んだ。
「シブミ」の方が好きだったけど、それ以外はドン・ウィンズロウの方が断然面白い!

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「星を継ぐもの」ジェイムズ・P・ホーガン

星を継ぐもの (創元SF文庫)
ジェイムズ・P・ホーガン 池 央耿
448866301X昔からオールタイムベストとして名が知られていた作品だったが、やっとやっと読んだ。
なぜもっと早く読まなかったのか!と後悔したくなる素晴らしい作品だった。

月面で宇宙服を着た死体が発見される。この死体は死後五万年を経過している地球人と判明。ガニメデでも大型の宇宙船が見つかる。推測だけではなく研究して精密な結果を出したり、謎解きの要素もあるけど納得できる答えもあるので、リアルな感じがした。

タイムスリップものかな?と思った。けど、結末がぶっ飛んでいて、いい意味で裏切られた!
これはSFファンの友達にも勧めたくなるな~
続編もあるので、読んでみたい。

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「ぼくがいま、死について思うこと」椎名 誠

ぼくがいま、死について思うこと (新潮文庫)
椎名 誠
4101448396彼の死生観にも興味があり、久しぶりに椎名さんの本を読んだ。まず海外での葬儀の仕方が国によって違っており、火葬や土葬しか知らない私には衝撃的だった。鳥葬、風葬なんて遺体を鳥に食べさせたり、信じられないと思ってしまう。しかしその土地に住む人々にとっては昔から変わらない風習なのだ。

孫ができ、おじいちゃんになって健康について考えたり、ちょっと微笑ましい部分も。

20代の頃から彼の著書を読んでいるけど、いつか彼も死んでしまう。自分も死ぬ日が来る。若い頃は宇宙葬にして欲しいなんて言ってたけど、一人なのでお墓要らないし樹木葬にでもして欲しいな。


人に勧めたくなる1冊。

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「悲しみのイレーヌ」ピエール・ルメートル

悲しみのイレーヌ (文春文庫)
ピエール・ルメートル 橘明美
B015SGOBGO以前、友人に勧められてピエール・ルメートルの「その女アレックス」を読んだ。グロいシーンやバイオレンスは好きじゃないので嫌だなぁ~と思う部分もあったし、ベストセラーや人気本も苦手。でも、それを凌駕する面白さやどんでん返し、読後に沁みる余韻があり他の作品も読んでみたいと思っていた。

「悲しみのイレーヌ」は「その女アレックス」よりも本来は先に読んだ方が良い。ネタバレする部分もあるから。と言ってもタイトルを見ればイレーヌに何かある…と分かってしまうけどね。このタイトルはどうかと思うよねぇ。

主人公のカミーユ警部の奥さん・イレーヌがいつ死ぬのか…って、読み始めると気づいてしまう。
それはまぁ置いておいて…
犯人にも驚いたが、後半の仕掛けはすぐに気づかなくてえ?え?って戸惑い、読み返してしまった。
海外ミステリーは詳しくないけど、好きな人には本物の作品も出てくるからたまらないんだろうな~と思う。

冒頭のグロいシーンは電車で読んでいて気持ち悪くなりそうだった。なるべく想像し過ぎないように…読んだが、最後は脳裏から離れなくて目を閉じるとそのシーンが目に浮かんで苦しかった。

残酷なグロい部分を我慢しても読む価値のある作品。キャラクターも個性的でドラマにしたら面白そう。
他の作品もまた読んでみようと思う。